私の名前
私の名前は◯◯子。
とってもありふれた名前。
どうせなら品のある『百合子』がいい。
私は双子だけど、姉は◯◯子ではない。
お腹の子が双子だと思わなかったようで
姉は早々に名付けられた名前だが
私(妹)の名前は後から付け加えられた。
親の話が本当なら、産婦人科医が
双子だと気付くのが遅かったのか
片方(私)の命が危うく安定するまで
わざと伝えなかったのか。
実のところ私だけ未熟児で
姉は母と一緒に退院し
私は保育器で数週間過ごした後
遅れて退院したらしい。
誕生の秘話?は、少し哀れな気もするが
そんなことを感じることもなく
順調に成長して今に至る。
私は自分の名前に満足している。
私にしっくりくる名前だ。
私だけ
家の中では、主婦の私だけ
家事を頑張っている。
ゴミはゴミ箱がゴールじゃない。
家中のゴミ箱からゴミ袋に集めて
可燃ゴミの曜日の収集時間を気にして
間に合うように持って降りる。
ベッドシーツや布団カバーは
剥がして洗濯機で回して
ベランダに干して取り込んで
元通りにセットする。
一見、ベッドは朝と変わらないが
実はリセットされているのだ。
気が向いたときだけじゃなく
毎日何度も家事をしているのだ。
主婦(主夫)は毎日頑張っている。
人が作ったご飯を、ケータイ観ながら
片手間に食べるんじゃねぇ。失礼だ。
以上、私だけの愚痴でした。
空を見上げて心に浮かんだこと
「空を見上げて心に浮かんだこと」
19時ちょうど、ケータイの画面に
お題が表示される。
夕飯の支度をしていたので
お題を確認したのは20時過ぎ。
ベランダのカーテンを開けて
空を見上げることもなく
リビングの天井を見上げた。
想像した空は昼間の青空で
白い雲がぽつんと浮かんでいた。
とても気持ち良さそうな空で
なんとなく、わたし元気だ
と思った。
終わりにしよう
最近、改めて思う。
終わってほしくないことも
早く終わってほしいことも
全てちゃんと終わりがくると。
終わりにしよう、と思えば
何なら自分で終わらせられる。
だからとりあえず
続けることもできる。
だからとりあえず
始めることもできる。
始まりと終わりは
ワンセットだから。
優越感、劣等感
右手でお箸を持ち
左手でスプーンを持つ。
右手にナイフ、左手にフォーク。
それは普通か……。
右手に鉛筆、左手に消しゴム。
右利きのバッターボックスに立ち
左手でボールを投げる。
右足でアクセルを踏み
左足でブレーキを踏む方が便利?
そう言うと、車を運転するなと
旦那に叱られた。
ハサミは右手、包丁やカッターは
左手で持つ。
もともと左利きだったけれど
お箸や鉛筆は父親に直された。
そのおかげで、右も左も揃って
優劣つくことなくよく動く。