7/9/2024, 2:08:45 PM
私の当たり前
当たり前にそばにいる。
当たり前に元気でいる。
その当たり前が当たり前ではなくなると
慣れていなくてあたふたする。
当たり前は当たり前でないと
いけないのだ。
7/9/2024, 2:05:24 AM
街の明かり
いつもの街並みなのに明かりが眩しくて
帽子を深く被り目を伏せた。
自分でじんわり沈んでいるなと感じる。
こういうときは足掻かず
薄いサングラスもつけて
ゆっくり沈んでおこう。
7/5/2024, 10:33:50 AM
神様は知っている
娘がうつ病になって
精神疾患があるとは
どういうことかを思い知った。
精神疾患のある家族を
サポートし続けるとは
どういうことか。
ニュースで流れる事件の
被害者と加害者の両方を
とても身近に感じる。
そうなるまで、どうして
助けを求めなかったのか。
助けてもらえなかったのか。
家族という囲いの中で互いに依存し
愛と憎しみが紙一重に揺らぐ。
神様は知っていたのでしょうか。
複雑な人間はときに傷付け合うと。
高機能な脳はときに誤作動を起こすと。
神様は知っていたのでしょうか。
7/2/2024, 12:41:47 PM
日差し
日差しがまぶしくて
眉をひそめる。
目の奥に突き刺さり
頭蓋骨が痛い。
部屋の奥へ避難して
目を細めて自分を閉じた。
日差しの暑い夏が
もうすぐやってくる。
でもまだ冬眠中なのだ。
もう少しだけ
おやすみなさい。
6/25/2024, 2:39:47 PM
繊細な花
繊細な花は、あの花に憧れた。
あの花は、繊細な花のことを
白くて小さくて可愛いと言った。
繊細な花は、あの花のことを
色がキレイで目立って美しいと言った。
繊細な花は、あの花のようになりたかった。
どんなに背伸びして咲かせても
目立たなくて気付かれない。
可愛いじゃなくて美しく咲きたかった。