1年後
どこに向かっているんだか
どこにも向かってないのか
勝手に想像していた未来が
霧のごとく消え去り
現実が鮮明に見えた。
まっすぐ延びたレールを
横目に歩いていると
タンポポの綿帽子を見つけた。
風まかせに自由に飛ぶのも
いいなと思えた。
1年後はどこで
咲いているだろうか。
初恋の日
その恋らしき感情は
その人の人生を
豊かなものに
してくれました。
余談_φ(・_・
新学期になって、1日だけ登校した娘。
うつ病になって、思考回路がうまく回らず、これまでできていた学校のペースに付いていくのが難しいらしい。
当たり前だが、1時間毎に変わる授業。
次の授業は移動教室。(選択科目や体育)
次の授業で小テスト。
淡々とこなせていた学校生活が、膨大なタスクのように感じ、ハイペースで焦燥感が半端ない。
これをあと1年続けるのかと思うと、
やってのける自信がない。
うつ病とは厄介だ。笑顔を曇らせる。
どうしたらいいかわからず、こっちも泣きたくなる。いや、泣いてしまおう。
少し気がすんだ。
明日世界が終わるなら
明日世界が終わるなら
それでもいいやと思える。
大事な人と一緒に
迎えることができるなら
それはそれでいいやと思う。
先に逝かれる悲しみも
先に逝く心残りもない。
明日終わるなら、今日を
一緒に生きることができる。
風に乗って
ポツリと娘がつぶやいた。
「後輩に『先輩』って呼ばれたかった」
二年生になってすぐの4月に
体調不良で休部することにした。
なかなか回復できず、結局
退部することになった。
三年生になって、また新一年生が
入部してきた。
あれから1年経ったと改めて思う。
どうしようもない気持ちを吐き出して
風に乗せて遠くへ飛ばそう。
風に乗って宛先のないところへ
飛んで行け。
今日の心模様
ここしばらく
スッキリしない天気だった。
低い雲が
余計に息苦しい。
なのに、今夜急に
雲の切れ間から
お月さんが顔を出した。
足元が月明かりに照らされて
少し進めそうだ。