旅路の果て
今のところ、旅というほどワクワク感はなく
冒険というほどのハラハラ感はいらない。
歩みを止めることなく
一歩ずつ前へ進んでいると思いたい。
少し先にあるだろう岐路が見えたとき
あなたの進みたい方向へ踏み出そう。
その路の先は、まだまだ続いていて
果てなんて見えやしないんだから。
街へ
ちょっと田舎のこの町から
ちょっと都会のあの街へ出かけた。
一見、普通に家族がいて友達がいて
一見、普通に仕事や学校に行って
一見、普通に生活しているような
人達が街に溢れている。
心身の不調と闘う娘と私は
電車に乗って街に混ざっていた。
向かいの席に、娘より少し歳上の
白いワンピースを着た可愛い人が
座っていた。なんてステキな笑顔の人
なんだろうと、目の端で見ていた。
その両腕にはリストカットの傷跡が
並んでいた。
こんな可愛い笑顔の人が、どんな思いで
毎日過ごしているのだろうと思った。
特別なことなどなくても、充実した
穏やかな日常を過ごすことが
どうしてこんなに難しいのだろう。
街には、普通に見える人達で溢れている。
余談_φ(・_・
ここでの“普通”という言葉の使い方が
あまり好きではないのですが
あえて使います。
安心と不安
屋根の下のメリーゴーランドと
支柱の上のジェットコースター。
同じところをグルグルまわる安心
だけでは物足りず、急降下の
内蔵が浮くスリルを時には欲する。
だけどそのスリルも、アームとベルトで
しっかり固定された安心の上でのスリル。
安心の上での不安をスリルとも言い
安心の上での不安を時に人は欲する。
こんな夢をみた
17歳の娘が、夢の中では20代か30代の
大人になっていた。
テーブルで誰かと食事をしていて
変わらぬ可愛い笑顔だった。
そこに私も居たのかはわからない。
ただ、その笑顔で安心できたのだ。
タイムマシーン
タイムマシーンに乗って
少し先の未来に行ってみたとする。
先行きが見えて
安心するのだろうか。
希望を持てるのだろうか。
タイムマシーンより
手っ取り早く幸せでいれる
ひみつ道具を
お願いドラえもん。
余談_φ(・_・
娘の体調が、年末から低空飛行中。
学校には遅刻しながらも行っている。
登下校することで軽い運動と日光浴は
できているけど、毎日よくわからない
心のモヤモヤと闘い、睡眠障害で夜は
寝付けず朝は起きれない。
やる気が出ず何も手につかず
かと言って何もしないとヒマ過ぎて
手っ取り早くケータイを触っておく。
それさえも疲れてきて、何もできず。
このループからどうやって抜け出せる
のか。
ただただ、今できることをやってみる。