11/6/2023, 2:25:24 PM
柔らかな雨
タンポポの綿毛のような雨が
ゆっくりと音もなく舞い降り
そっと地面に雨布団をかけた
11/5/2023, 2:25:17 PM
一筋の光
そんなんじゃ足りません。
そんなんじゃ見えません。
一筋と言わず、おひさまのような
光を与えてください。
わがままを言わせてください。
11/4/2023, 2:13:58 PM
哀愁をそそる
昭和生まれの名曲を平成生まれの
娘が歌う。
哀愁をそそる名曲達は、こうして
親から子に受け継がれ、そのうち
令和の子が歌い出す。
年齢を積み重ねた哀愁そそる歌を
まだ若い、次世代の子が歌い出す。
11/3/2023, 1:27:48 PM
鏡の中の自分
鏡の中に正直者の私がいる。
そのままの顔色で
そのままの表情で
あまりにそのまま過ぎて
ブサイクで好きになれない。
なのに娘は、たまにたまに
私を可愛いと言う。
そのままの私を大好きと言う。
11/2/2023, 4:20:16 PM
眠りにつく前に
とりあえず、お風呂に入らせた。
髪の毛も乾かさず、夕飯も食べず
力尽きて横になっていた。
今日は珍しく自分で起きてきて
学校にも遅刻せずに行けた。
昼休み時間ギリギリまで食べていた
お弁当も、今日は早く食べ終わった
と笑顔で報告してきた。
当たり前にできていたことが難しく
なってから、またひとつひとつ
できた喜びをかみしめる。
赤子のように健康を願い
幼子のように成長を見守る。
女子高生の娘が眠りにつく前に
風邪引くよと布団をかけた。