1000年先も
1023年の時代を生きた人々は、1000年先
の未来をどう想像していただろうか。
2023年の時代を生きている私は、正直な
ところ未来にワクワクはしない。
地球が生物の住める環境ではなくなって
いそうで、発展よりもどれだけ持ち堪え
れるかって感じ。
もっと正直に話すと、私は子供を産むつ
もりはなかった。地球というか先の日本
に、先の時代に不安しかなく、そんな不
安定な未来に子供を産み落とすことが怖
かった。マイナス思考過ぎると思うが、
自分で終わらそうと本当に思っていた。
ただ、理由なく一筋の希望を持ってしま
い、人類の繁栄として素直に子供を産む
ことにした。
産んでみたら、とても大事な存在で、と
ても幸せを感じた。未来がどうであろう
と、それでも生き抜くことを覚悟した。
まずは10年先、娘に大事な人ができて、
その人と幸せになってほしい。
勿忘草
あなた好みの色に染まった
可憐な花を身にまとい
通り道で待ちふせては
春の訪れを告げる、勿忘草
ブランコ
実家の団地敷地内の公園には、滑り台と鉄
棒はあったが、ブランコで遊びたいときは、
少し離れた裏の公園へ。私が子供のころは、
近所のお兄ちゃんお姉ちゃんが公園で遊ん
でくれて、その真似をしてブランコの漕ぎ
方も覚えた。
世情が変わり、遊具の遊び方は親が我が子
を見守りながら教える時代に。心配性の私
は、もちろん付きっきりで遊ばせていた。
女王気質の娘は、これまた当然のごとく自
分でブランコを漕がなかった。もっと強く
押せと命令気味で可愛くなかったな。
大人になると、ブランコの揺れは気持ち悪
くてなかなか楽しめない。滑り台も幅が狭
くお尻がつかえるし、走り回っていた公園
は、小さく感じる。もう遊ばないけれど、
たくさんの思い出があふれている。
旅路の果てに
旅路の果ては、まだ遠い先のはずだが
いい旅だったと言えるように
回り道も恐れず、分かれ道は
自分の行きたい方へ
登り下りも、景色を眺めながら進む
途中で気の合う人に会えば
色んな話をしながら一緒に旅をする
我家で帰りを待ってくれている人には
旅の土産話でもしようか
あなたに届けたい
想いの分だけ届けても
足りないとせがまれたり
受け取り拒否をされたり
なかなか、コチラの思う
ようにはいきませんなぁ
それでも両手に抱えて
いつでもあなたに
届けられるように
想いの花束を