街へ
いつもは、スニーカーにリュックと
ネックウォーマーでゆる楽スタイル。
友人とのランチで街へくり出すとき
は、少しヒールのある靴と手持ち鞄
に マフラーを巻く。
電車の窓から流れる街並みを眺めて
いる間に、気持ちがシャンとして背
筋が伸びてくる。
ドアが開く。
ようこそ、この街へ。
優しさ
昨日のできごと。
夜道に自転車を走らせたところ、ライトが点いて
いないことに気付いた。街灯の下で一度立ち止ま
り自転車をいじくっていたところ、白いトラック
が通り過ぎろうとしてた。トラックはスピードを
落とし、少しバックをしながらヘッドライトを私
の自転車に当てて停まった。
おじさまが降りて来て、『どうされましたか』と
声をかけてくれたのだ。ライトが点いたのを確認
すると、颯爽と走り去って行かれた。
まるで、白馬(白いトラック)に乗った王子様(おじ
さま)に会った気分で、通りすがりの見知らぬ方の
優しさに、心がほっこりしたのだ。
このほっこり連鎖を、私も誰かにつなげよう。
ミッドナイト
近所にある工場は、真夜中も稼働している。
寝付けずにいると、静まり返った部屋に
一定の間隔で時を告げる音楽がうっすら
聞こえてくる。
真夜中に働いている人、早朝に働いている人。
ミッドナイトの時間、静寂のなか明かりを灯し
世の中は絶えず活きていることを実感する。
安心と不安
とりあえず、子供を養うために仕事して
とりあえず、今を精一杯生きている
老後は不安しかないが、今から
心配する余裕もない
子供が自立するまでは、不安もお預けだ
宝くじでも当たらない限り、安心を得る
ことはないだろう
子供が自立したら、まずは宝くじを手に
入れ、枕の下に入れて夢を見よう
安心が当たりますように
逆光
朝日と夕日をモデルさんに
風景写真を撮る
どうしても逆光になり
モデルさんがキレイ過ぎて
風景が霞んでみえる
まぁいっか