12/20/2024, 10:57:11 AM
「ベルの音」
君と並んで歩く
真っ白なドレスに包まれて
あのベルを鳴らすと、一生2人で幸せになれるんだって
小さい私の歩幅に合わせてくれる君の優しさ
握る君の手の温かさ
触れ合う肩から伝わる君の体格の良さ
全ての幸せを抱きしめながら
2人1緒にベルを鳴らす
12/19/2024, 10:42:28 AM
「寂しさ」
胸に大きな穴が空いている
その穴を埋めるために僕は歩き続ける
大切な何かを忘れている気がする
でも僕は、それが何かを思い出すことは出来ない
僕は何でここにいるんだろう
何から産まれたのかも分からない
ただ手に、何かの冷たい感触だけが残ってる
12/18/2024, 10:25:55 AM
「冬は一緒に」
冬は暖かい飲み物が飲みたいな
君も、きっと同じ気持ちだよね?
君の前にも用意しておくよ
だからいつでも逢いに来て
遠くへ行った君へ
12/17/2024, 10:37:49 AM
「とりとめもない話」
耳に静寂が入る
君がいた頃には有り得なかったことだ
どんなことも君となら話せた
今日の天気の話だって、君とならずっと続けられた
それでも、君の声は聞こえなくても、僕は君と話すよ
今日もお線香を用意して、君と目を合わせて
とりとめもない話をする
12/16/2024, 11:03:21 AM
「風邪」
静かな部屋に、咳と時計の針の音だけが響く
今年も僕は流行病に負けてしまった
お粥は…
そうか、今年は君がいなかった
重たい体を何とか動かし、キッチンまで進んでく
冷蔵庫を素通りし、僕はカップ麺を作る
君の手料理も、看病も、優しさも
僕は全てを失ってしまった
味のしない麺を食べて、僕はもう一眠りする