恋物語

私の恋物語は、皆がきっと経験するような甘い恋じゃなかった。
ただ、悲しくて苦しくなる恋だった。

初めて、心から好きになった人だった。
一度別れてもまた巡り会った。
不安で心が押しつぶされそうになっても
貴方の声を画面越しに聞けば安らいだ。
何度も、別れても再び巡り会う

まるで運命みたいに思えた。
でも、離れなくては行けなかった。
この関係は、人には言えない関係
いけないことだってわかっている。
でも、やめられなかった。抜け出せなかった。

ある人に出会って、私は貴方との縁を切る事にした
長く格闘し続けた気持ちにケリをつけて
貴方にサヨナラを告げて、私は貴方の前から姿を消した。

きっと前の貴方だったら、なんでと止めてきたのに、
最後の貴方は止めもしなかった。

変わっていた。いや変わってしまった
前の貴方は私の事呼び捨てで呼んだ。
“ちゃん″なんて付けなかった。
話し方も、緩い話し方じゃなかった。
うざいとか、そんなこと言わない人だった。

嬉しかったよ。別れてもまだ私の事忘れずにずっと好きで居続けてくれたこと。
付き合いたいほど好きと言ってくれたこと。

でもね、私はその言葉を貴方の口から聞いても
心のどこかにある不安に信じることは出来なかった。

きっとそれは、前だったら嬉しくて嬉しくて
応えていただろう。貴方の気持ちに。

でも、今は。
その気持ちも分からなくなって、ただ苦しい感情だけが胸の中を渦巻いたのさ。

永遠に、忘れられない呪いと、苦しみを与える呪いをかけた貴方を恨みたくなる。

出会いたくなかったと後悔しても、もう遅いの。

きっといつまでも、その気持ちに囚われてしまっているから。

初めて感じさせられたこの気持ちは今でもずっと私の胸を締め付ける───。

愛があっても、何も出来ないことだってある

例えで、借金を背負ったとして、愛があることで、一瞬で借金が返済できるのか？

できる人はできるが、愛があっても、返せないもの返せないのと一緒

愛は不確かなもの

存在するのかどうかさえ分からない

心から愛した人に愛を誓っても

いつかは消えて無くなっているのかもしれない

愛があっても解決することなんてないこともある

だから、愛なんて不確かな時は

あまり信じない。

いつか裏切られる時が来るかもしれないから、

恋に気づいた瞬間は、心がドキドキして夢を見ているような気分だった。

今までで感じたことない不思議な気持ちで
日常から離れたような。
君のことを考えると自然とにやけてきてドキドキして話すとふわふわした気持ちになるの。

初々しくて、大事にしたい気持ち

あの人に会いたい。

一度でいいから、一瞬でもいいから

あの人に会わせて欲しい。

そう願う。

私にとっての特別な存在は
家族、一番大切な友達、私が安心して絡める人のみ。

何も知らない他人が踏み込めない関係なんだ。
家族だって他の誰でもない私の家族
友達も誰でもない大切な友達
私が心を預けられるこの人たちは私の大切な人達

傷つけられても困る。
失っても困る。

そんな存在。