9/11/2022, 11:32:03 AM
「カレンダー」
新年のはじめに掛ける
真新しいカレンダー
そこにはまっさらな未来があった
今年はどんな一年になるのかと
まだ見ぬ未来のドキドキ不安と
ほんの少しだけのワクワク乗せて
そっと壁に掛けたカレンダー
月日が流れて今はペララと薄くなる
薄くはなったけど今日のこの日まで
私の生活と共に在ったのだ
比例して私の思い出は
かさばるように心に積もって
一冊の本になりつつある
そう今年の物語はまだまだ未完
今年のはじめに掛けた
まっさらなカレンダーは
まだ残りの月日を誇らしげに示している
特別な思い出には赤丸を
予定があれば書き込みを
そうして私の思い出を忘れぬように
色鮮やかにしていくカレンダー
私と私の生活
その中で生まれた想いを
地味に支えてくれるカレンダー
今年の終わりまで
頑張れそうな気がする
9/9/2022, 2:15:00 PM
「世界に一つだけ」
同じ景色を見ても
感じ方が人それぞれ違うように
自分の心は
世界に一つだけの
オリジナル
9/9/2022, 1:09:55 AM
「胸の鼓動」
図らずとも
生きているのだと
感じてしまう 拍動
太鼓のように 力強く
または
ピアノの旋律のように
繊細に 奏でて
今日も私の躰を突き動かす
図らずとも
私は今日を生きている
時に
煩わしくも
愛おしく感じてしまう
胸の鼓動
9/8/2022, 3:56:38 AM
「踊るように」
蒼い空に雲が流れる
自由に形を変えて
変えるのは 風
風もまた自由に泳ぐ
風も雲も踊るように
9/7/2022, 3:58:06 AM
「時を告げる」
もう我慢せずともいいんだよ
茜色の空に沈む夕日が
その時を告げる
日中の哀しみ辛さ全て
我慢せずに泣いてもいいよと