6/6/2024, 3:48:40 PM
ひどく苦しくてベッドのシーツを握りしめると、汗ばんだ大きな手が胴を支えてきた。
「掴まれ」
体位を変えて私達は向き合った。
「恥ずかしい」
私はやっとのことで照れ隠しもあって呟いた。
先程から彼の顔が見られないのだ。だって、いつもよりずっと逞しくて雄々しくて気圧される。抗えない。彼のこんな姿は初めてでどうしたらいいかわからない。
「動くよ」
低い声。
私の言葉は聞こえて居ないかのように無視をされた。
激しい荒波は獣のように理性を飛ばし千々に乱す。体の奥の方で何かを感じた。苦しくてもやっと彼が押し開いた扉だった。
「もっと顔見せて」
やっと聞けた声も、私と同じように苦しげだった。
5/27/2024, 2:15:56 PM
北さんよ……子供寝かせてる時にミサイルやめてくれんか…
迷惑料もらいますよ…
5/11/2024, 12:12:28 PM
どうして否定する。
この世界で要らない人間は居ないなんて陳腐なセリフを吐くつもりはない。
お前が否定をするな。俺の気持ちまで踏みにじるな。
嫌になる。うんざりするぐらい言い続けてやる。
最後まで付き合うから全部くれって言ってるんだよ。
4/23/2024, 4:11:34 PM
不思議だ。
君があまりに覗き込んでくるから、落ち込んでいたのがどうでも良くなってしまった。
チョコ一つで子供のように笑う君のそばに居て、心が軽くなるという現象を初めて知る。
陽は高く空は蒼い。こんなにも世界は明るかったんだね。
2/2/2024, 6:08:31 PM
生きるのに必死ではなくて
ただ今日をなんとかしているだけ。
このまま年を取っていくのだなと思った。
惜しいとも思わない。
それほど価値ある世界ではなかったなと思ったのが中学の頃だった。
終わるんだと思ったらただ悲しくて、世に生まれた意味や今が一番若いんだとか考えることすらおこがましくて浅ましくて。
寂寞…の意味を調べて腑に落ちたの。