ただ息をして過ごす休日。何も考えなくていい日。
天井を眺めて、そろそろ寝れるかと思った時。
神様が舞い降りてきて、こう言った。
「人の子よ……」
「パソコンの調子が悪いのですが、見ていただけませんか?」
……その日は天界で、神様にパソコンの使い方を教えて過ごした。
神様もパソコン使うのか。
お題:神様が舞い降りてきて、こう言った。
誰かのためになるならば
この命も惜しくはない
などと綺麗事を宣うくらいなら
隣の誰かに親切にしようじゃないか
命あっての人生だ
少し分けるくらいで丁度いい
時々会って、遊んで、笑って、酒飲んで別れる
友達との付き合いなんてそれでいいじゃないか
先が長いか短いか、なんぞ俺達が知るわけもなし
そんなら今、とことんバカをやろうじゃないか
誰がポックリ逝ったとしても
惜しいヤツを亡くしたと泣いて
それでもやっぱり笑って送ろうじゃないか
これを見るかもしれぬ我が友よ
これからも、どうぞよろしく頼む
お題:友情
「わー、きれ〜!」
お前の方が綺麗だよ。
シスコンにも、思っても声には出さない分別があるのだ。
「お、焼き鳥売ってるな。食べるか?」
「たべるー!」
満開の花が咲いた。
やっぱ俺の妹が一番可愛いし綺麗だ。
お題:花咲いて
「タイムマシンなんて、あっても使わないさ」
もしタイムマシンがあったらどうしたい?
SF好きな俺が聞いてみたら、友人はつまらなさそうにそう返した。
視線が何故かいつもより痛い。
「そんなモンあったって幸せになれやしねぇだろ」
「言い切ったな。なんでだよ?」
「あー?そりゃあお前……」
俺から視線を外して、そいつは言った。俺もまた、すぐそこの景色を見る。
廃墟と荒野。寂れたそこには、生命の気配はひとつもない。
「身をもって知ったからな」
「質問を変えようか。タイムマシンを使った感想は?」
「笑える」
「……マジでどうしよう」