11/16/2024, 5:32:06 PM
「はなればなれ」
離れていてもずっとなんて
綺麗な嘘は吐けないから
今 私を縛る想いが
いつか君を呪うように
たったひとつの言葉を囁いた
11/15/2024, 12:22:15 AM
「秋風」
ひやりとした空気が頬を撫でる
どっちつかずで優柔不断で
この空はまるで私みたいね
あなたの隣は息がしやすかったけれど
もう私をおいて行ってしまうのでしょう
眩い赤黄の葉とともに風にのせて
ここではないどこかへ連れ去ってほしかった
10/23/2024, 3:48:42 AM
「衣替え」
さらりとした麻のワンピース
風に透けそうなほど薄いブラウス
熱の眩しさとともに夏を脱いだら
きっとあなたも私のそばからいなくなる
9/30/2024, 9:58:26 AM
「静寂に包まれた部屋」
君といたあの日は
狭くてたまらなかったワンルーム
君がいなくなった途端
どうして冷たくなってしまったの
9/28/2024, 1:05:07 PM
「別れ際に」
さよならって口にすれば
涙が溢れてしまいそうだったから
大好きって声にならない言葉を
君に知られないように呟いた