誰にも見られてはいけない
どうにもならない感情を吐き出す場所
毎日上手く生活している
避けられる波風は自分が我慢すればいい
誰にも期待せず
見返りも求めない
ただそこで自分の役割を果たして1日が終わる
毎日流れる無責任なニュース
平等だなんだと言われて何ができる
間違ってると皆分かってる
真実は大きな力に隠され 押し潰される現実
僕に何かを変える力はない
それでも生きるために
書き出せ 吐き出せ
僕は自由だ
~私の日記帳~
向かい合わせの背中から伝わる体温
いつも私を守ってくれる大きな背中
少し年上の幼馴染み
小さい頃
あなたが心配してくれるのが嬉しくて
泣いたフリをしたこともあるんだ
優しく 力強く繋いでくれた大きな手
この手をずっと離したくないって思った
あなたにとっては
いつまでも妹のような存在
でももうダメみたい
想いがあふれて隠せない
かけがえのない存在
あなたは戸惑うかな?
それでも私は
この温かい安全圏から一歩踏み出す
洋服もバッチリ選んだ
あなたが一番 驚いて微笑んだ服に
さぁ振り向いて言うんだ
「明日私とデートしてくださいっ」
きっと明日は 晴れるから
~「やるせない気持ち」と対で読んでもらえたら~
明日のデートの洋服選びに夢中の君
あちこち広げられる女の子らしい服たち
いつもはほとんどジーンズなのに
「どれも似合うんじゃない」
「またそんな適当な~」
年下の幼馴染み
僕の守りたい愛しい存在
いつからだろう 君から目が離せないのは
小さくて可愛いかった君が
少しずつ大人に 綺麗になっていく
君にとって僕はただの幼馴染み
僕もそこから抜け出す勇気はない
明日なんて大雨になって中止になればいい
「これに決めた!」はにかむように微笑む君
なんて顔するんだ
「明日は晴れるといいね」
ちぐはぐな返事
僕の精一杯
あぁ僕は今日も臆病だ
~やるせない気持ち~
あの頃は
見かけただけで嬉しくて
目が合えば恥ずかしさに目をそらした
勇気全力で言葉を交わせた日の幸せ
大好きだった
なのに今
となりにいるのに淋しくて
目が合うのが少し怖い
戻れるかなあの頃に
向き合う勇気をもう一度
あなたの心が
私の心が
さよならを言う前に
君の奏でる音楽が
僕を励まし
僕を潤し
僕を少し切なくさせるんだ