ー衣替えー
カラダとともに
ココロも成長するなら
ココロの服も大きくしなきゃね
疲れてしまうから
大きめにつくらないと。
季節の変わり目は
気温とともに
ココロもグワングワンに
左右される
そんなワガママの為に
今日も服をつくるのも
大変ですね
今日も一日お疲れ様です。
ー秋晴れー
暖かそうで冷たい秋日和と
冷たそうで暖かい
ほんのり赤く染まる
私と君の手の重ね合わせ
共に、風に任せて
おちゆく
ー忘れたくても忘れられない編ー
私は心の病が
だいぶ良くなりましたね、と言われてからも
だれかの悪口を聞いた時、
だれかの笑い声が聞こえた時など
過去のトラウマを
思い出してしまう時がある。
心の傷を
周りの人たちは触れないことはできても
無くすことはできない。
自分で治そうとすると
さらに傷が深くなることだってある。
治す、忘れることなんて多分無理なんだ。
でもね、あんな過去のストーリーは
大きな傷がトレードマークの主人公の
物語の一部で、一つの佳境だ。
何度負けても
越えられない敵なんて初めからいないんだ。
ーやわらかな光ー
ハロウィンには
かぼちゃのランタンの
光がぼんやりと漂うが、
元々は
かぶだったらしい。
真っ白よりも、
オレンジ色の方が
暖かさを感じるような気がする。
本来は魔除けのためだろうが
私は街角にかぼちゃのランタンを
見つけると
迷子の子が母親を見つけた時のような
ほっとしたあたたかい気分になる。
まぁ、でも私の家はマンションだから
かぼちゃのランタンの代わりに
母の作ったかぼちゃのスープが
心まであたためてくれよう。
ー子供のようにー
子供のように
思うがままに笑えたら
子供に戻れるだろうか
いくら、
友人と懐かしいなぁなんて
呟いたって、
からだが大きいために
心がころんころんと
寂しげな音を立てるだけで
帰り道には
しんと静かすぎる冷たい風が
意識を研ぎ澄ます。
夜空に伸ばした
手は子供の時より
大きくなったはずなのに
届かないものが増えてしまった。