三日月
「うーん」
結婚記念日を来週に控え、キミに何をプレゼントするか悩んでいた。
「夜景がキレイと評判な、レストランは予約した。あとは、プレゼント…」
何が良いかわからずショッピングモールをいろいろと見て回る。と、ある店のPOPが目に入った。
「大切な方へのプレゼントに」
何だろうと近づいて見てみると、モチーフの意味が書かれている。
「えーと…これにしよう」
僕が選んだのは、三日月と太陽のペアネックレス。三日月と太陽のペアは、愛し合う恋人や夫婦の象徴とされています。と書かれている。
「僕たちにぴったりじゃん。渡すときは、選んだ理由も伝えよう」
渡すときのことを想像し、ウキウキしながら、レジへ持って行くのだった。
色とりどり
「うわ、すげえ」
趣味のソロキャンプに来た俺。
初めて来た場所。ということもあり、いろいろと散策していると、色とりどりの花が咲き誇る場所に辿り着いた。
「ホント、すげえな」
一面に広がる花々。そんなに花に興味があるわけではない俺でも、その景色に胸が震える。
「いつか彼女ができたら、この場所に連れて来たいな」
そよ風に揺れる花々を目に焼き付け、その場を後にしたのだった。
雪
「あ、雪。雪が降ってる」
「ん?」
何か聞こえた気がして、目を開けると
「ね、起きて起きて。雪が降ってるよ」
はしゃぐキミに、体を揺さぶられる。
「わかったわかった。起きるから」
目をこすり、起き上がると、雪が降っているのが見えた。
「寒っ」
家の中だというのに、吐く息が白い。
「雪が降るくらいだしね。朝ご飯できてるし、リビングは温かいから早く行こ」
キミに腕をぐいぐいと引っ張られ
「そうだね」
今日が休みで良かった。と思いながら、寝室を後にするのだった。
君と一緒に
ねえ、今年君は俺と一緒に何がしたい?
旅行?ショッピング?散歩?
ん?俺?君と一緒に何がしたいか。って?
俺はね、君と一緒なら何かしてても、何もしてなくてもいい。
君がいてくれるなら、俺はそれだけで幸せなんだ。
だからずっと、君と一緒に同じ景色を見させてほしい。大好きだよ。
冬晴れ
「あ~、いい天気」
空に向かって思い切り伸びをし、深呼吸する。
「空も澄んでるし、こういうのを冬晴れって言うんだよな」
寒いけれど、日差しは温かい。本当にいい天気だ。
「こんな日は、散歩とか気持ち良さそう。なのに…なのになのに」
俺は1度俯き
「なんで今日が仕事始めなんだよ」
天を仰いで叫ぶ。
「…はぁ」
文句を言ったところで状況が変わるわけもなく
「…行こ」
仕事に向かうのだった。