『どうして』
どうして私を置いて行ったの?
そんなことを、ずっと考えてる。
私には何も言わずに、
知りもしない土地に行ってしまった。
電話をしても繋がらない。
あんなに仲が良かったのに、なんで?
誰に聞いても行き先を答えてくれない。
ねぇ、どうしていなくなってしまったの?
さみしいよ、かなしいよ。会いたいよ。
後で思い出したのだけど、
あなたは空に行ってしまったんだって。
ショックで一時的に記憶を失っていたらしい。
もう一度、会いたいな。
『夢を見てたい』
あなたとふたりで暮らしている。
大きな犬が2匹、庭で駆け回っていて、
あなたと一緒に眺めてる。
私が弾くピアノを、
少し嬉しそうな顔して聴いてくれてる。
それなのに急に雷が鳴って大雨が降り始めた。
目が覚めたら泣いていた。
夢だと気付いた。
もう一度寝て、続きを見ようと思った。
『ずっとこのまま』
ふたりで手を取りあって走った日。
あなたはこのまま死んでもいいかもって言って笑った。
私もいいよって言って笑った。
ずっとこのまま走っていたいと思った。
そしたらあなたとふたりで笑い合いながら、
幸せだね、いつ死んでもいいねって言い合おうね。
ずっとこのままでいようね。
『寒さが身に染みて』
あまりの寒さに足が震える。
冷えきった手はポケットのホッカイロを包んでる。
でも、気分はとても暖かかった。
だいすきな友達たちに、美味しいお酒。
なんでも楽しくて嬉しい。
寒いけど暖かい。
この時間がずっと続けばいいのにって思った。
明日が来なければいいのに。
『20歳』
今年度、20歳になった。
待ちに待った、お酒が飲める。
色んなお酒が飲みたいな、
最初は何飲もうかなって考えてた。
でも、不思議だよね。
昨日までは19歳だったのに、
20歳になった途端お酒が飲めるようになる。
その1日で私は何も変わってないのに。
数字がひとつ増えただけなのに。
なんて、そんなことを考えながらお酒を飲んだ。
最初のお酒は、コンビニのカクテルにした。
とてもおいしかった。