鏡花 水月

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12/27/2025, 3:19:07 PM

『凍てつく鏡』

もうとっくに冷めきってしまった。
今更なんとも思わないしどうってことはない。
今に限った話ではないのだから。
私の心は触れられないほどに冷たく凍っていて、
溶かすことはもう出来ないんだよ。
これから別れを告げるあなたに会うための
メイクをしている時の鏡越しに、そう思った。

また来る春を、長く待とう。

12/26/2025, 3:38:15 PM

『雪明かりの夜』

ひとりで遠くへ旅行に行った。
たぶん、今まで行ったどの旅行よりも、
私の心を魅了した場所だった。

冬の寒い日だった。
宿まで歩く計画を立てたせいで、
雪が積もっている中、30分くらい歩いた。
普段雪が降らない地域にいるからとても疲れた。
でも、視界は驚くくらいきれいだった。
視界いっぱいに銀色世界が広まって、
違う世界に来たんじゃないかと思うほどだった。
もう星空が見える時間なのに、何故か明るかった。
それなのに、上を見ると数え切れんばかりの星たち。
一生忘れないと思うし、走馬灯に出てくると思う。

もう一度行きたいな。

12/25/2025, 3:15:36 PM

『祈りを捧げて』

どうか、私のことをすきになってくれますように、
と祈った。
毎晩寝る前にはそう考えてた。
それなのに、どれだけ願ったとしても、
私を見てくれることはなかった。
この先もないんだろうなって心の底では思ってるけど、
少し期待しちゃって、今も毎晩願ってる。

どうか、私のことをすきになってくれますように。

12/24/2025, 3:01:54 PM

『遠い日のぬくもり』

最後に手を繋いだのはいつだろう。
最後に抱きしめたのはいつだろう。
もう、思い出せないくらい前な気がした。
ずっとすれ違って、
お互い何も言えないまま時間だけが過ぎた。
もう戻ることは出来ないのかな。
日々を過ごす中での、
ひとりだけのぬくもりが寂しいのは私だけかな。
ふたり分のぬくもりが欲しいよ。

12/23/2025, 1:35:59 PM

『揺れるキャンドル』

誕生日ケーキの上にあるロウソクに火をつけた。
電気を消したら、
当たり前だけど明かりはロウソクしかない。
呼吸をすると、ゆらゆらと炎が揺れる。
ふっと炎を消すと、今度は白い煙が踊り始める。

いつでも簡単に消えてしまうあたりが、
まるで命のようだと、ふと思った。

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