6/25/2025, 2:00:28 PM
小さな愛などありはしない。実のところ、一切のものは同一であり、また有象無象でない。
存在は全て同じ形、同じ声、同じ体積でこの世に占めており、そこに差異などない、つまらない一個人にすらなりきれない曖昧な集団的個人でしかないというのに、嫌悪感や虚脱性に関しては一つ一つが鮮明に確立されている。
それに触れて何が哀楽だ、何が美醜だ。
一切が面倒だ。こんな時でも言葉は選ぶべきか? 私は単なる怠惰であろうか? ならば言い換えよう。一切が魅力的だ。無意味という点において。
6/23/2025, 3:09:24 PM
昔抱いた夢と、たった今浮かんだ思慮との違いは何か。古きものに惹かれる意味とは何か。
恥さえもが過去に巣食い、今に巣食い、決して先へは進もうとしない。美醜とは恥の面相である。つまり、どれほどの悪癖であろうと、笑う事だけは許されているのだ。
その事実をもってしても、私は今笑えていない。
6/22/2025, 9:46:00 AM
…その結果がこれだ。寛大であるというのは、時にどのような服従よりも、 どのような支配よりも暗愚である。
6/2/2025, 12:26:06 AM
雨上がりの水溜りに水没する、そんな人生だ。人間は移り変わるものに決して到達しない。知覚された苦楽というのは、単なる残骸でしかない。
6/1/2025, 9:35:17 AM
争いは、確信ではなく、倦怠によって閉じられる。