メンタリストダイ子

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5/13/2025, 2:46:52 PM

睡眠は死の疑似体験であるという定義を耳にした事がある。この定義を一度呑み込み、二つを類似したものとする場合、どうしても避けられぬ疑問に直面する。その疑問とは夢という現象を指し、そして、この夢と同義の何らかが死にも存在する場合、私達にはとうとう逃げ場が無くなる事になる。何故かと言えば、夢とは、記憶の海の通名であるからだ。

5/11/2025, 1:23:42 PM

非の打ち所がない、極端までに完璧な船がここに用意されていようと、乗船する者はおろか、目を向ける者さえ現れない。未来を未来たらしめる唯一の要素こそ、不安である。

5/10/2025, 12:48:07 PM

静かなる森にて自立し、情報の喧騒に乗り出し、そこで全てを学ぶ。人間とは成長するのでなく、つまらなくなっていくだけだ。

5/9/2025, 12:34:34 PM

小学生の頃、自立していた頃、将来の夢を皆の前で発表する機会があり、想像力に乏しかった私は、一般的で平均的な大人という、子供心のない安直な宣誓をしたのを覚えている。当時は成熟を待たずともこの言葉の安っぽさに気付いたものだが、成熟を経た今となって、手に入れられるかどうかは別として、真実というものはその大抵が安っぽいという事にも気付いた。

5/7/2025, 2:49:09 PM

人は人以外の出来損ないに通り名を与えた。それは情けという意味合いでの主従関係の確立が主な理由であるが、木漏れ日というのはそれの顕著な例の一つで、情緒だとか侘び寂びだとかは、目を凝らしてみると、恐るべき失墜から生まれているという事が解る。

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