4/11/2025, 4:07:02 PM
私が理想と本心の間で身動きが取れず、思弁すら起こせない状態でいると、君は私を怠惰と呼ぶ。
さて、自己に向き合い呻吟する私と、ただのうのうと生命を盲信する君と、一体どちらが怠惰であろうか。
勿論、私の方だ。
4/9/2025, 9:59:06 AM
人間が、不可能である筈の若返りを成就する場合というのが、一つだけ存在する。遠い約束の達成⸺この瞬間だけ、私達は少年にも青年にも戻る事が出来る。
4/8/2025, 9:15:19 AM
私の葬式が行われる時には、供えられる花は一本の菊で十分だ。孤独から生まれた夥しい思弁を、その花弁により演出する事が出来るのならば、十分だ。
4/6/2025, 10:09:02 AM
私の人生における唯一の救いは、私の人生は未だ始まってすらいないというところだ。その輪郭すらもなぞられていないというところだ。
4/6/2025, 9:55:44 AM
好きで産まれてきた人間などいないと主張する者がいるが、残念ながらこれは間違いだろう。私達が産まれる際、胎内に於いて何らかの取引が交わされ、それぞれの好意を持ってこの世に足をつけている事は確かで、それというのも、人間から引き起こされる事象は、その一切の原因が“期待外れ”という一点に帰着するからだ。