11/16/2023, 11:36:31 AM
ひとつの花瓶に入ったはなればなれの2輪の花。1つの花瓶には入っているのにそれぞれ反対の口に居て触れ合うことが出来ない。自分からは動けず誰かに背中を押されるのを待っている。
その2輪の花を何もせずに眺めているだけの私もきっと同類だろう。
11/11/2023, 12:21:07 PM
飛べない翼は重かった。重くて重くて、歩けなくなった。1歩歩いたら転んで転んだら誰かに起こしてもらうまで立てなかった。翼は地面に擦れて黒くなっていった。
こんなにも汚い翼は要らない。もし何も叶わなくなっても夢を喋ることさえも出来なくなるとしても、こんな飛べない翼は要らない。
11/4/2023, 12:41:47 PM
風に揺れる髪も服も、夕焼けの光を受けて火照る頬と鼻先も哀愁をさそう貴方も手を伸ばせばすぐそこにあって触れるのに手を伸ばせずにただ見ている私が居る。
11/2/2023, 12:21:13 PM
眠りにつく前にキスをして、いつものように少しの笑顔とおでこへの撫でをスパイスに。
貴女が居なくなってからどれだけたっただろう。唐突にも思い出した寝る前のキス、自分で自分を撫でても何かが違くて落ち着かない。夢の中でも良い、ただまたもう1度だけ私にキスをして
10/30/2023, 10:04:53 AM
懐かしく思うことをもう止めたい。貴方が飛んで消えたあの時からずっとあなたと一緒に居た時を思い出す。その度に胸が痛み手が痙攣しいつの間にか息ができなくなっている。
懐かしめば懐かしむほど貴方が遠くに行き私が動けなくなっていく。もういい加減辞めたいのに、飲み込む薬と一緒に思い出を今日も飲み込んでしまう。