9/17/2025, 12:43:16 PM
「靴紐」
もう行くね
最後に貴方が言った言葉
そんな言葉を聞いた後に
僕の靴紐が解けていることに気づいた
この靴紐を治している瞬間にも
君は離れていく
前は結んでくれたのになあ
結んでよ
という言葉の代わりに涙が零れ落ちていた
9/16/2025, 1:53:11 PM
「答えは、まだ」
夕焼けに染まる廊下を、ふたり並んで歩いていた
言いたい言葉が喉まで届いては、すぐに消えてしまう
「ねえ」
掠れた声を出しかけると
彼女が振り返って微笑んだ
その笑顔に、心臓が痛いくらい跳ねる。
好き
けれど、まだ言えない。
答えは胸の奥にしまったまま、僕はただ
彼女の美しい横顔を見つめ続けた。
9/15/2025, 11:07:23 AM
「センチメンタル・ジャーニー」
蕾のままで夢を見ていたい
影絵のように美しい
なにかに誘われて
貴方に誘われて
センチメンタル・ジャーニー
9/13/2025, 2:08:45 PM
「空白」
「好きです」
貴方を呼び出して言った
心が張り裂けそうだった
貴方からの返事を待つ
そんな時君は言った
『 』
9/12/2025, 10:47:41 AM
「台風が過ぎ去って」
台風が過ぎ去って
君のことを思い出す
君は何をしているんだろう
そして
礼拝をしながら
君の隣で泣いた
君は冷たかった