8/19/2025, 10:22:48 AM
【なぜ泣くの?と聞かれたから】
「なぜ泣くの?」
君が不意にそう呟く
泣いてなんてない
「泣いてるじゃん」
だから泣いてないってば
そう言って私は君に背中を向ける
だって悔しい
君と見ていた恋愛映画
君は泣くことなく
最後まで観をえた
私だけがボロボロ
君のそのにやけ顔が腹立たしい
何故だがとても切なかった
どうしようもなかった
不意に背中が暖かくなる
「しょうがないから
泣き止むまでこのまま」
君が私を抱き締めてくれる
映画の中のワンシーンと重なって
また涙が出た
これじゃずっと抱き締めててもらわないと
いけなくなりそう
そしたらまた馬鹿だなって
君が笑うんだ
8/18/2025, 11:02:27 PM
【足音】
ズルズル ズルズル…
夜中の帰り道
いつもなら
人の影すらない
ズルズル ズルズル…
何かが這いずってくるような
そんな気配を背中に感じた
ズルズル ズルズル…
その音はこちらへと向かって
来ているようで
ズルズル…ズルズル…ズルズル…
段々とそれは近付いてきて
私は恐怖し走り出した
しばらく走るとその音は聞こえなくなった
あの音は一体なんだったのか
今では確かめる術も持たない
8/17/2025, 10:35:34 AM
【終わらない夏】
長い長いトンネルの奥
誰も足を踏み入れないような
廃合した建物
そこから覗く黒い陰
それに捕まったら
永遠に終わらない夏が
繰り返される
出口の見えない迷路のような
辛い現実になんて帰らなくていい
現実があったことさえ忘れられる
さぁ あなたも
「こちら側へおいでなさい」
手招きされれば
もう戻れない
8/16/2025, 10:05:04 AM
【遠くの空へ】
遠く 遠く 遥か遠くまで
この想いを乗せて
飛んでいけ
きっと
後悔なんてしない
あなたのところまで
私が行けなくとも
この想いが
あなたに届くなら
それだけで
8/15/2025, 10:29:00 AM
【!マークじゃ足りない感情】
そんなの言葉にできない
良い表現が思い付かない
それは今の私じゃ
全然足りないから
この気持ちは
それ以上に
溢れてきそうなのにね