【夢へ!】
真っ直ぐに伸びた道の先。
中々辿り着けないのは私の努力が足りないせいなのか?
回りは真っ暗で何も見えない。
自分の影さえ消えてしまった。
後ろを振り返る。
自分がここまで来た記憶が見える。
ここまで来て諦めるのか?
諦めるのも勇気だ。
そう大人は言うだろう。
それでも。
私は前に進む。
ここから先は誰のせいにも出来ない。
私が選んだのだ。
頑張ろう。
進め進め進め。
光だけを見つめて。
進め進め進め。
【元気かな】
何気なく思い浮かべるのはやっぱり君の事で。
今元気かな?ふとそんなことを考えていた。
君が元気ならそれで良いや。
【好きだよ】
"好きだよ"
嘘。
"君だけが好きだ"
嘘つき。
"本当に君だけだよ"
なら、どうしてあの人を選んだの?
貴方は私を。私は貴方を。愛していたはずなのに。だけど、それももうダメなら-
「もう必要ない」
私は手に握ったナイフを月明かりが照らす胸元目掛け振り下ろした。
着ていた白いネグリジェは貴方の返り血で真っ赤に染まった。
「どうして私は選ばれなかったのかしら?」
こんなにも貴方を愛しているのに。
バルコニーから見える夜空は憎らしいほど綺麗で私の心を暗く濁らせていく。
「ああ…そうか」
貴方は最初から私を愛していた訳じゃなかったのね。
私だけが貴方を運命の出逢いと名付けあの世界から脱け出したかったんだわ。
「だけど-」
それももう叶わない。
私は柵に足をかけるとそのまま蒼い青い海へと飛び込んだ。
もう私の居場所は何処にもない。
足はみるみる魚の尾びれへと変化する。
その際元々青かった尾は貴方の血を浴びて濃い紫色へと変わってしまった。
罪の意識は1ミリも感じはしなかった。
私の心は浮気性な貴方に壊されてしまったの。
これでもう私は私でなくなってしまった。
さようなら私の純真。さようなら愛した貴方。さようなら私の大好きな海の世界。
でも、待ってるわ。
あの頃の私と同じように純真な心を持つもうひとりの私は必ず現れるわ。
その時は、
私が貴方の望みを叶えてあげる。
それまで私は深く暗い深海の縁で少し眠るわ。
おやすみなさい。
運命が目覚めることを。
【桜】
ピンク 白 薄紅
世界は白桃色に包まれる。
自分の色も桃色に染め上げ、桜舞散る世界へと歩きだそう!
【君と】
一緒に歩いていけたら、どんなに幸せなんだろうな