【透明な涙】
この世に感情がないものは本当に存在しているのだろうか?
生命以外にもきっとそれは存在していて、きっと言葉なく涙を溢しているのではないだろうか。
きっと私のように、ショーウィンドーの中から何時もあの人を見てる。
叶うはずのない恋。
だって私はただの着せ替えのお人形。
新作が出る度私は衣装替えをする。
あなたは何時も私の前を素通りするだけ。
だけど一度だけ、私の前で立ち止まった。
その時初めてあなたを間近で見たの。
背の高いあなたは私に屈むと綺麗な瞳をして私を見てた。
そして私は恋に落ちた。
あなたは知らない。
私があなたを好きなこと。
あなたに恋をしていること。
だから今日も私は涙を流す。
誰にも知られない、透明な涙を。
【あなたのもとへ】
空の上からずっと地上を見ていた。
私の仕事は正しい行いをした人間の魂を死神から受け取り天国へと導く。
だけど、正しい行いってどう言うことなのなのだろう。
何が間違っていて、何を基準として正しい行いなのか。
正直私にはわからなかった。
だから知りたいと思った。
もっと人間のことを深く。
もうすぐ私は神様に一つだけ願いを叶えてもらえる。
仕事のノルマを達成するからだ。
これで私は地上に降り立てる。
神の使いでなく、人間として。
そしたら少しは人間のことを理解することが出来るだろうか。
不安と迷い、興奮と欲望が私を突き動かしていた。
【そっと】
耳元で君は囁いた。
「あの時、キスしてくれたら良かったのに」
そう君は悪戯に微笑んだ。
【まだ見ぬ景色】
何処までも広い世界が目の前にはあった。
僕はそれを見つめ自身の掌を見た。
可能性は一つじゃない。
それでも一歩踏み出せないのは、僕の心の弱さなのか。
【あの夢のつづきを】
私は学生で同じクラスに何故か大好きな3人組のアーティストが。
しかも、そのボーカルと隣の席で。
最初はお互い意識もせず只クラスメイトの1人だった。
それがあることを切っ掛けに私達は両思いになり、クラスのみんなに祝福される。
そして、この先は他にも好きだった子達に酷い意地悪をされる。
あっという間の出来事。
私達の雲行きが怪しくなるところで目が覚めた。
もう一度寝たけど全然違う夢に刷り変わってた。
お願い!またあの夢のつづきを見せて欲しい!
結末を知りたいから!