11/7/2023, 4:48:18 PM
同じ物を食べ、同じ場所で眠り、同じように生きていた。わたし達に違いがあるとするなら、あなたは何を犠牲にしても生き残るという意思が強く、わたしはあなたより優秀だった。
あなたとわたし
11/6/2023, 3:59:09 PM
悲願を遂げた。多くのものを犠牲にし、得られるものなど無かったがそれは確かに自分の全てだった。
果たした今、伽藍堂の心を撫でる雨の中ボウと佇む。
柔らかい雨
11/5/2023, 4:20:51 PM
当たらない攻撃に、増える傷。覆せない力の差。だんだんボロボロになっていく身体に限界はすぐそこだった。体勢を崩され見えたそれにあ、終わった。と思った瞬間。聞こえた。
「もう大丈夫だよ」鮮烈な閃光と共に現れた優しく、柔らかく、そして絶対の安堵をもたらす存在の登場に無意識に息を吐き出した。
一筋の光
11/4/2023, 1:47:21 PM
友の命日だ、と言う憐憫めいた嘲る音。
レースのカーテンに似た髪から香る雨の匂い。
微かに見える何かを懐かしむ眼差しに、ごくりと喉を鳴らす。
哀愁をそそる
11/4/2023, 1:16:55 AM
どれだけ見たって飽きはなく
見る度気にする顔の変化
鏡の中の自分