欲は有るが余裕が無い

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当たらない攻撃に、増える傷。覆せない力の差。だんだんボロボロになっていく身体に限界はすぐそこだった。体勢を崩され見えたそれにあ、終わった。と思った瞬間。聞こえた。
「もう大丈夫だよ」鮮烈な閃光と共に現れた優しく、柔らかく、そして絶対の安堵をもたらす存在の登場に無意識に息を吐き出した。

一筋の光

11/5/2023, 4:20:51 PM