#小さな命
―――
生温い感触が頬を滑る
吐き出す息が、ハッと浅くなる
零さない様に、されど優しくと
矛盾した気持ちを抱えながら、力を込める
嗚呼、本当に
両腕の温もりが少したじろぐだけで
こんなにも胸がいっぱいになるなんて
沢山、沢山言いたい事がある
それでも、今は
「っ...ありが、とう...ありがとうっ...!!」
ただ、この一言を
傍で涙を流す君に、精一杯伝えよう
#Love you
―――
そんな一言じゃ表せない
...なんて、よく言ったもので
吐き出す言葉の根底には
何時だってこの想いがある訳で
結局、一番わかりやすい愛情表現だ
だから、今日も僕は君にこう言うよ
無駄に着飾ろうと、言葉を探すのは辞めるし
毎日、何時だって言うからね
だから、どうかまた笑ってよ
君のまっすぐな愛を、もう一度聞かせてよ
#太陽のような
―――
空から光が降り注ぐ
吹き出た汗が、頬を伝い顎への到達する
ポタリ、落ちる音が脳に響く様な気がした
...嗚呼、全く言ったものだ
暑さでやられているのか
何時もは出さない様な乾いた笑いが零れた
こんな面、知らない癖に
誰だったか、自分を太陽などと比喩した奴は
少しも合ってないだろう、こんなの
――視線を上げると、細めた目に鮮烈な光が映る
自分は、あんな風に輝けない
――眩しさに、目を逸らしてしまう
今の自分は、そんな感じ
明るい自分から、顔を逸らすだけの時間を過ごしている
自分が太陽だと言うのなら
少しだけ、夜に浸らせて欲しい
少ししたら、また輝くから
...そうしなければ、
集まる星々に
身を焦がされてしまうから
#0からの
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全てを投げ捨て、君と0から
...なんて、言わないし、言えないけれど
君と二人である事を願うくらいは
どうかさせて欲しい
#同情
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涙は流さず、虚勢を張って
そうした数だけ、馬鹿をやる
刻まれた痛みは消えはしない
だから、想う
そうやって、なんて事ないように傷を舐めて
なんて事ないよに過ごす
そこに、同情なんていらないから
どうか、その時の私を見ていて
本当を、覗かないで良いからさ