《愛情》
どうでもいい男からの愛情なんていらないの
私が欲しいのは君からの愛情だけ
最初の頃は君の愛情の矛先は私だったと思う
毎日電話かけてくれた
毎日可愛いって言ってくれた
週に2回は会っていた
LINEはピン留めしてくれていた
いつの日からか君の愛情の矛先は
私じゃない綺麗なお姉さんに変わっていた
看護学生のお姉さん
正直私が勝っているところなんて1つもなかった
私よりそのお姉さんと一緒の方が君は幸せになれる
そう感じた。だから応援してたの
君はそのお姉さんと毎日電話するようになった
毎日一緒にお勉強するようになった
LINEの1番上はお姉さんに変わっていた
君はそのお姉さんとは終わったと言った
次は15歳の女の子だった
犯罪じゃないか
たしかに可愛い顔で華奢で君の好きそうな子だった
高校1年生の歳だけど高校は中退してる
え?なにそれ最終学歴中卒?
そんなこと聞けるはずもなく
私はあのお姉さんだったら君を幸せにしてくれる
そう思って君を手放しました
15歳の顔だけの女の子に君を夢中にさせるためではありません
君はそんな顔だけの女の子に騙されるくらい
見る目がない男だったのか
顔だけで選ぶことは知っていたけど
君の女の子のサイクルは早い
きっとまたすぐに可愛い女の子を見つけるんだろうな
《微熱》
君が熱くなってた
久しぶりにみた君の男になった顔
この顔が大好きなの
私以外にもそんな顔してるのかな
でも君のことをそんな顔にできるのは
私しかいないはずだから
私の顔が熱くなった
君からDMがきた
「今日もう予定入れちゃった?」
入れてたけどドタキャンしちゃったよ
君に会う方が優先だからね
4時間くらいかな
君と居れて幸せでした
《太陽の下で》
君が待ってた
上には太陽が昇っていた
君の笑顔は太陽のように輝いていた
今日が終わってしまえば
また君と会えない日が続くのかな
《セーター》
私のセーターには君の香り
なんでか知ってる?
君が帰り際に私のセーターに君の香水をかけたからだよ
これも1種のマーキングなのではないか
君の香りがするセーターを身につけていて
君を忘れることが出来るはずがない
最近になって君の香りが薄れてきました
君とはもう3週間近く会っていません
次に私を君の香りにそめてくれるのは
いつですか?
《落ちていく》
私の心が砕け散った
気持ちが沈んだ瞬間だった
「土曜日行けなくなった」
なんだかんだいって楽しみだった土曜日
君になんの歌を歌ってもらおうかずっと考えてた
君と会えることが決まってから
テスト中も君のことばっかり考えてた
しばらく会えてなかった君
会えなくても平気かなって思えるようになってた
諦めがつくまでもう少し
友達だと思えるまでもう少し
そう思っていた
「なんで会えないのー?」
希望を持って聞いてみた
“濃厚接触者になった”
とか
“実習入ってた”
とか
そんな答えが返ってくることを願って
「遊ぶ予定が入った」
ああ、やっぱりか
男?女?そう聞きたかったけど辞めておいた
十中八九女だと思ったから
あの美人な女の人だなあ
そう思った
まだ無理だったみたい
やっぱり君を忘れるには
友達と割り切れるようになるまでは
もっともっとたくさんの時間が必要だったみたい
私の心は砕け散った
落ちていったのだ