《冬になったら》
毎日先生に会いに行こう
卒業したらどうせ会えなくなるのだから
「先生が一人暮らししたら毎日行きますね」
「一緒に焼き肉行こう」
「大学生になっても遊びに来てね」
そんな会話を繰り返しても
実現することは無い
そんなことは私が1番よく分かってる
所詮そんなものなのだ
先生と生徒の関係なんて
別に恋してるわけではない
好きだけど付き合いたいとは思わない
でも先生が結婚したら号泣するだろうな
先生に彼女ができたらショックだな
だから私はいつもきく
「彼女できましたかー?」
先生の返事はいつも決まってる
「できるわけないでしょ美涙もつくっちゃだめだよ」
ああ、たらしだなぁ
うまいなぁ女の子の扱い
《はなればなれ》
君に「好き」と伝えれば
はなればなれになることはわかってた
君は「好きがわからない」と言った
君が好きじゃなくても
私がずっと好きでいて
一緒にいられればいいと思ってた
君は好きがわかるようになった
私じゃない
綺麗な女の人を好きになった
君はその人に夢中になった
もう私の方なんて向いてくれない
「好き」と伝える前に
はなればなれになっちゃったんだ
《子猫》
君の子猫を撫でるゴツゴツした手
君に撫でられる子猫は羨ましい
野良のくせに甘えるのが上手で
私も子猫みたいに上手に甘えることができたら
君はその手で私の頭を撫でてくれるの?
《秋風》
結局思いつくのは君のことになってしまうのか
私の心にまだ君がいるからなのか
それとも数分前に君から連絡がきたからなのか
どっちなのかはわからないけれど
今年の秋を共にすごしたのは君だから______。
君にとって私は良き女友達
私にとっても君は良き男友達
だったら良かったのかもしれない
いつの日からか私は君に恋心を抱いていた。
隠さなければならない想いだ
そんなことは自分が1番よくわかってた。
頑張って隠した。
君と会えなくなるのがいちばん辛いから。
結果だけ言えばその後結局会えなくなったんだけれど。
君と遊ぶのはいつも外だったから
たまにカラオケだったけど
いつも秋風を感じていた
寒がりの私にとっては肌寒い風だったけど
それでも君が手を握って温めてくれたから幸せだったな。
受験の帰りも君が迎えに来てくれて
10月の半ばだったから日差しもあって
涼しい風が吹いてて心地よくて
君は好きなアーティストの路上ライブに連れて行ってくれた。
私にとっては君のうたを聴いていた方が幸せだけど
君と同じものを共有したくて
君の好きが少しでも私の好きになるように
私はその人の歌を聴くようになった
とっても美人なその人に嫉妬をしたりもしたけれど
君の好きが私の好きになって
君と会わなくなった今でも君と私を繋ぐのはその人しかいなくて
また路上ライブに行ったら君に会えるかな
君はきっと、あの人の1番のファンだから行くんだろうな
また他の女の子を連れて。
君に会いたい気持ちと、君に会いたくない気持ちと
合わさって混ざってぐちゃぐちゃで
でも、また聴きたいな
君が好きだと言ったその人の歌声
《また会いましょう》
中2の○○大会で1度お会いしました
あなたは覚えていないでしょうが私は鮮明に覚えています。
それはあなたの見た目が男子○○○○界では珍しいスキンヘッドだったから、という理由もありますがそれだけではありません。
身長は高いけど細身なあなた。切ない音楽で儚いながらもどこか力強い演技。それに惚れたからです。
カッティングの時、客席で、すれ違った時には心臓が飛び上がるくらい嬉しかったです。
じっと見つめすぎたんでしょうか。
あなたに不信そうな目で見られました。
ごめんなさい。
先日私の住む所へ来ていたそうですね。
会いたかったです。
また機会があったら会いましょう。
私はきっとあなたのことをずっと忘れずにいるのでしょう。