山奥を歩いていた。

遠くに何か物陰が見える。

木々がざわめく。

僕はその先へと足を進めた。

視線の先には青白い光が見える。

虫だろうか？それにしては少し大きい。

バキバキ、ババババッ

それは突然だった。巨大な大木が僕の後ろから倒れてきたのだ。

ぶつかる！と思った瞬間、、

宇宙空間には何も無い

ただ無が漂っている

喜びも哀しみもない

ただ無が漂っている

その喜びも哀しみもないことが

喜びといえる

そらを見上げて、ただそう思った

手を取り合ってせせらぎの中を歩く

遠くから虫の声が聞こえる

急に音が鳴り止んだ

そこには何もない空間

遠くから見つめている僕は叫んだ

お前の居場所はそこでいいのか？

急に音が鳴り始めた

それはどことなく懐かしいあなたの声だった

これまでずっとどうでもいいことだと思ってた

でも本当はそれが一番自分にとって必要なことだった

今になって、いや、今になったから胸を張ってそう言える

そんな経験ありますか？

七夕の日に地球を眺めてみた。
そしたら1000年前の君に出逢えた。
だからもう少し漂ってみよう。光が見えるかもしれない。