蓮池

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7/11/2023, 10:31:26 PM

1件のLINE


始まりは僕からのLINEだったね。
ずっと画面を見ながら頭を悩ませた。
君になんて言おう、なんて言えば君は頷いてくれるだろう。
悩んで悩んで、結局打ち込んだ文字はあなたが好きだという
シンプルな文字。
返事が来るまでずっとドキドキしてた。
そして君からの返事に飛び上がって喜んだ。

終わりは君からの1件のLINE。
君の心が離れていることに気付いてはいたけれど、
形にしてみるとこんなにも悲しいものなんだね。
なにが悪かったのかな。
どうすれば良かったのかな。
未練がましい文字の羅列を全て削除した。
僕は一言、君へ送った。
僕の重い心を乗せて、電波は軽やかに彼女の元へ飛んでいく。
指先一つの、君と僕の物語でした。

7/10/2023, 2:08:43 PM

目が覚めると

目が覚めると、そこに見えるのは私の姿だろうか。
それとも優雅に舞う蝶の姿だろうか。

彼はどちらを望んだのだろう。
私はどちらを望むのだろう。
今のところ、答えはまだ出ない。

7/9/2023, 1:42:19 PM

私の当たり前

朝が苦手な私と、得意な君。
朝ごはんは食べない私と、しっかり食べる君。
着る服を用意している私と、なんでかいつも靴下の片方を探す君。

私の当たり前と君の当たり前はこんなにも違う。
でもいつかこんな日々が、私達の当たり前になっていくんだね。

7/8/2023, 2:18:45 PM

街の明かり

帰り道に、あちこちから見える街の明かり
オフィスやマンションや家から見える明かりは
一人じゃないんだな、と思わせてくれる
私の灯す明かりは、誰かに寄り添っているのかな

7/8/2023, 4:30:46 AM

七夕

ひらひら、ひらひら。
願いを託した短冊が揺れる。
星空の向こうへ届くように。
あの星の数だけ人は願い、祈るんだろう。

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