言葉知らず

Open App
6/27/2023, 12:51:01 PM

ああ、どこかへ行きたい。
誰も今の僕を知らない、ここではないどこか。
そこでは僕はただの観光客。ただそれだけ。
何にも属さず、誰とも話さず。自分だけで生きる。
名前も性格も立場も誰もなにも知らない。
それこそしがらみのない本当の自由だ。

6/25/2023, 1:14:02 PM

繊細な花が、かつてそこには咲いていた。
あの瓦礫と死体の中で、確かにそこに咲いていた。
今はもう忘れられたが、確かにそこに咲いていた。
ソレを履帯と半長靴がグシャリと踏み超えて進む。
泣く声も朗報にかき消された、戦災の花。

6/24/2023, 10:14:28 AM

一年後、ぼくは何をしてるだろう。
学校が変わって、周りの人がだいたい変わって。
ただ多分、一年後も僕は変わらず僕だ。
どんな僕でも僕は僕だ。

6/23/2023, 11:40:04 AM

ちーいさーい頃ーはー かーみさーまがいーてー ふーしぎーにゆーめをー かなーえーてくれたー
そうだったっけ?
存在を否定されて、蹴られて、殺すとも言われた。
始まりは僕が7つの頃、担任の先生がこういった。
「この子はおかしい子です。」
その日、僕はいきなり知的障害児になったのだ。
それから数年経って、僕は急に健常者になった。
あの頃の僕と今日の僕は一体何が違うのだろう?
そう考えずには居られない。
未だ階下には神がいる。すべてを司る神がいる。

6/22/2023, 2:11:30 PM

日常
なにも考えていなくてもオートパイロットのようにすべてのことが勝手に過ぎていく。
こうして家で詩だか日記だかよくわからないものを書いているときだけ、 唯一僕が僕を操っている。

Next