leikenessa

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6/20/2023, 3:10:23 AM

空が憎い
憧れのあの子が、僕の友人と
肩を寄せ合って一本の傘で帰っていった
早く雨が上がればいいのに

6/18/2023, 2:40:11 PM

推しの影響で、珍しくゲームを買った。

2016年発売の2DアクションRPGで
インディー作品ながらクオリティが高い。

操作が難しすぎるあまり、長らく放置していたが
気が向いて再び触ると、みるみる慣れていった。
眼鏡を新調して、画面がよく見えるようになったし
すっかりハマって攻略が進むようになった。

いわゆる死にゲーで、数え切れないほど死ぬ。
ボスはもちろんのこと、雑魚敵もまあまあ手強い。


ただ、一番の死因はボスでも雑魚敵でもない。
高所からの落下死、それが最多だろう。

足を踏み外す、
ジャンプに失敗する、
敵や罠に吹き飛ばされる……

探索中でも戦闘中でも、とにかく落ちる。
どれだけ屈強に鍛え上げた、現在Lv. 70のキャラでも
高低差に抗うことはできないようだ。

6/18/2023, 6:21:08 AM

未来に対する良い展望
そんなものはない

先々のことは不安でいっぱい
だからあまり直視したくない

「なんとかなってくれ」と思って
今を生きるので精一杯です

6/16/2023, 6:33:11 PM

一年前の今頃は
「こんな仕事辞めてやりたい」
「あの人が退職するときには、この想いを伝えたい」
おそらくそう思っていた


一年が経って
私はずるずると今の仕事を続けているし
あの人は自分の道に進むために職場を去った
胸に秘めた想いは、伝えることなく干からびてきた

6/15/2023, 6:33:51 PM

一人、大好きな作家がいた。

年齢はおろか性別も不詳、
謎に包まれたホラー作家。
人間の心の闇に切り込む独自の感性に、
精神的に不安定だった私はすっかり魅了された。

作家デビュー当時から追いかけていた。
ファンレターを送るほどに心酔して、
公式通販で申し込んだサイン入りの文庫本や
手書きの名刺が、何よりの宝物だった。

私の心の穴を、そっと埋めてくれる存在だった。


一作目との出会いから十年も経っただろうか。
いつの間にか、堂々と顔出しして
取材や講演会を引き受けているのを知った。

神秘のベールに包まれていた
唯一無二の「孤高のホラー作家」は
いまや、子煩悩な育児奮闘記の出版をしていた。
私の中で、神のように崇めていたその人は
当たり前だけど神ではなくて、一人の人間だった。
あたたかく、大切な家族に囲まれていた。


私は勝手に、取り残されたような寂しさを覚えた。



※この投稿はフィクションです

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