初めましてはあの教室で
初めて喧嘩したのもあの教室
初めて好きになったのだってあの教室だった
僕の初めてが詰まったあの教室は
あの教室だけは今の僕も受け入れてくれそうだ
あの時のようにあの場所に座って
あの時のようにくだらない話をして
あの時のようにまた、好きになった
あのときと違うのは君の隣に人がいて
あのときと違うのは僕がそこにいないこと
ここに来れば思い出してくれるかなって思ったんだけど
どうやらもう、諦めたほうがいいみたい
ばいばい、さようなら
いつか君がくれた手紙だけを持って
僕は先に逝ってくるよ
僕からのとびっきりの、今世紀最大の愛を君に
いつまでも忘れないでね
「君が好き」
だなんて言葉
冗談にできたらどれだけ良かったか
好きにならなきゃよかった
惹かれなきゃよかった
でも、君はどうしても僕の中から離れてくれない
現実ではもう、隣にいるのは僕じゃないのに
君に届けたくて、届けたくて、届かない、残酷な一言
「永遠に愛しています」
僕の方が絶対に愛してるのに
僕の方が君を知っているのに
僕の方が幸せにできるのに
絶対、絶対できるのに、
なのに君は僕のことを選んではくれない
帰り道、僕の目の前で君は彼奴と幸せになると決めた
いつか、こんな檻から抜け出して
いつか、自分の目で青空を見て
いつか、広い世界を見てしまったなら
いつか、君は僕のことを見なくなるんだろう
賑やかな街も、静かな街も何もかもを知ってしまったら
僕は君のなかにいさせてもらえない
でも、もう大丈夫
君が気になってた街にも連れてってあげるよ
君はもう、力も入らない
君はもう、目に僕以外を映さない
だから大丈夫
あぁ、でも君には時間がないから早くしないとね
さぁ、街に行こう
君が僕のことだけを忘れた
さよならをする暇も無くあっという間に消えた過去
君だけが持っている記録は全部彼奴がいて僕がいない
君だけが捨てた僕とたった一つのお揃い
欠けてしまったあの子の後を追うように
君も欠けた
僕だけが持ってるあの頃の記憶に鍵をかけて
そんな、現実よりも明るい夢を見た