オオカミさんを私との絆で縛りましょう。そしたら人を襲うことも月夜で独りで哭くこともないでしょう。大丈夫、夜明けは必ずやってくる。

新聞、小説、漫画、動画、どれも目を使う。そんな時ふとラジオに気がついた。ノイズ混じりの流行りの曲や懐かしい曲、会話、目を閉じて頭の中でイメージする。耳からの情報が心地よい。たまにはこの音だけの環境も良いのかもしれない。

どうしよう、大好きな君に見つめられたら鼓動が速くなって言葉が出てこなくなってしまった。君は首をかしげているけど、私はそれどころではない、少し時間をくれないだろうか。せめてこの赤面をなんとかしたいものだ。

親から聞いた変な迷信。ひなまつりを過ぎても雛人形を飾っていると娘の婚期が遅くなるという迷信。もしも、娘の[結婚したい]というたった１つの希望を打ち砕くのなら恐ろしい呪詛である。本当だとしたらその呪いは誰の欲望なのだろう。

昔は、小さな子供達がロープで輪をつくり列車ごっこをしていた。あの子達がロープで作った列車に乗って見る景色はどんなものだったのだろうか。