私は自分が好きではない。
消えてしまいたくなることがある。
できれば、自分のことが好きではない自分だけバイバイしたいな。
私は愛車との旅が好きだ。
特に1人と1台での旅が好きだ。
目的地を決めたあとは、できるだけ知らない道をひた走る。
そして生理現象以外、ほとんど止まらずに走るのだ。
途中、なぜか止まる気分にはならない。空腹にもならない。
そして目的地に着いたとき、一気に疲れと空腹に襲われるけれど、それ以上の達成感と満足感に浸る。
ふと、今までの自分の生き方を「旅」として考える。
車との旅とは反対に、寄り道しかしていない気がする。
途中、気になるもの、気になることがあると止まってばかりだ。
目的地も決まっていないから、進むたびに方向も変わっているかもしれない。
今のところはこんな「旅」でも、満ち足りた気持ちになることが多い。
たまには車旅でも寄り道してみようかな。
今までとは違う満足感と達成感を得ることができるかもしれない。
君に嫌われたくないから、まだ見せていない私がいる。
ということは、同じようにまだ知らない君もいるのかな。
君の知らない私と、私の知らない君。
きっと会うことはないのだろう。
人前に出たり注目されたり、日向のような場所は苦手。
人目を避けられる日陰のような場所があると安心する。
日が当たる場所は色々見えすぎて、自分がしたこと話したこと全部に自己嫌悪を感じてしまう。
ひっそり日陰にいるときは、むしろ自分を肯定できるのだけど。
日向でキラキラする自分を想像して憧れつつ、でも日陰にじっと居続けたい、相反する自分がいる。
何年か前から帽子をかぶる機会が増えた。
装飾としてというよりも、実用として。
夏の強い日差しを避けるための、チューリップハット。
山歩き中に日差しや枝から守る、サファリハット。
冬の厳しい寒さをしのぐための、ニットキャップ。
バイクを降りてヘルメットを脱いだあとのペッタリ髪の毛を隠す、ワークキャップ。
最後の帽子が私にとって一番大事な帽子。
ツーリング先で帽子をかぶって、美味しいものを食べるときが幸せ。