欲望
自堕落な生活を送りたい…結局、欲の塊の私は、目の前にぶら下がるニンジンに目を奪われて生きているだけ…
他人と同じように、美味しい物を食べて、プチブルな贅沢をして、汗クセせずに、のんびり暮らしたい…
したい事、欲しい物、叶えたい夢…そんな物、除夜の鐘の数では収まりきらない…
溢れる誘惑に、終わりのない事なんて、分かってるつもりだけど…浅はかな欲望に塗れて、抜け出せない蟻地獄…
遠くの街へ
何処か遠くの街に行きたい…子供の頃から、漠然とそう思っている…
具体的に何処とか、こんな事をしたいとか、そういう理由なんかなくて、ただ漠然と、遠い街に行けば、何か良いことありそうな気がしている…
でも、大人になるに連れ、多分自分には、無理だろう…って思い始めている…知らない街で、新しい人間関係を構築していくのは、難しい気がしている…
変わりたい、って思う自分と、新しいことへの躊躇いも同じ位にあって、今は、叶うのか諦めてしまうのか…
現実逃避
分かってるよ、現実逃避だって…ネットサーフィンして、夜更かしするのだって、目の前事を先送りするのだって…
逃げたって、結局は何処かで辻褄を合わせなきゃいけないって事も分かってる…
でも、狂い始めた心を、制御することができなくなってきている…見えない何から、逃げたい、防御したい…其れが何なのか、自分でもわからない…
それは、幻想なのかも知れない…でも、今それから逃げる事が、今を守る事だと心が叫んでる…
君は今
もう、会うことなんてないだろうけれど…でも、時折浮かぶ君の俤…
今でも、忘れる事が出来なくて…もう、遠い記憶の中でしか会えないってわかってるけど…
君を想うと、今でも胸が苦しくなる…綺麗な思い出だけで、余計に切なくて…
もしも…なんて考えてしまうけれど、多分そんな今なんてないことも知っている…別々の道を歩んで、其れが答えだって理屈では理解している…それでも、今の君を知りたい…
物憂げな空
春先の青空…青く続く空は、少し霞んでいて、何処か物憂げ…
春の気怠さなのか、モヤモヤした気配が、身体に纏わりつき、心もスッキリしない…
真冬よりは、和らぐ青空なのに、何処か何かが足りないような、もっと何か見えない予兆を孕んでいる気がする…
この季節の移ろいの時期は、これから始まることへの期待と、ぼんやりした不安が、渾沌として、気怠さが払えない…