既読がつかないメッセージ
どうしているの…何度も送るのに…既読がつかない…何かあったのかな…
通話にしたいけど、それも出来ない…遠距離でも、大丈夫だって、そう思っていたのに…
あなたを信じたい気持ちと、不安が交差する毎日…優しすぎるあなただから、心配してしまう…
今直ぐ逢いたい…あって、ギュッと抱き締めたい…言葉なんていらない…ただ、あなたの温もりを感じたい…
秋色
桜の葉っぱが、風に吹かれて、ハラハラ舞い落ちる…落ちた葉っぱは、乾いて、カサカサとアスファルトの上を転がって行く…
9月も半ばを過ぎて、漸く秋の足音が近くなってきた…団栗や毬栗が、何処そこに落ち始めて、風も少し冷たくなってきた…
でも、まだまだ昼間は、夏の名残りの陽射しが、ジリジリと照りつけて来る…
この、夏と秋のせめぎ合いが、当分は続きそうで…木々の装いが秋色に変わる迄、この季節のバトンを楽しもう…
もしも世界が終わるなら
地球の歴史をみると、色々な生物が現れて、地上や海を凌駕して、ある時、忽然と滅亡して、新しい歴史が始まる…
そんな事を、科学の書籍やドキュメント番組で見ながら、いつか人間の世の中も終わるのだろうか…なんて思ってみたことがある…
でも、それは、遠い未来なのか、近未来なのか、私には分からない…数十億年後には、太陽系も、膨張した太陽に飲み込まれて、地球も無くなるらしいけど、其処まで人類が居るなんて思えない…
もしも、あした、この世界が終わる事になったら、多分、色々藻掻き抵抗するんだろうと思う…今は、諦めて、静かに過ごすだろうと考えているけれど、多分、そうならない気がする…
靴紐
不器用なわたしは、靴紐が上手く結べない…何回結び直しても、直ぐ解けてしまう…きつく結んでいるのに…
まるで、そんなわたしを、嘲笑うかのように、前に進む度に、緩んでしまう…
なんだか、わたしの未来が、何度もリセットされそうな予感で、嫌な事ばかり考えてしまう…もしも、あなたとの関係も、解けてしまうのなら…
小さい事に、どんどん気を取られてしまう…負けないように、また、靴紐を結び直した…
答えは、まだ
何故だろう…答えは、決まっている筈なのに…少し躊躇して…
やっと出逢えたあなたと、これからもずっと一緒に居たいって…この気持ちに、自信はあるのに…
ちょっとだけ、不安もある…運命の出逢いだって信じてるけど、わたしが、こんなに幸せになれてもいいのかな…ただの夢かも知れない…
でも、あなたとなら、きっと幸せになれる…その気持ちに、嘘はない…でも…ちょっとだけ、答えを出すのは…