多田野一人

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7/12/2025, 2:46:14 PM

風鈴の音
窓際に吊るした風鈴…もう、ずっと昔に、後輩からプレゼントされた、ピンクのピエロの風鈴…下っている紙も、色褪せて、半分千切れている…
その後輩に、淡い恋心を寄せていたけれど、今はもう、何も、分からない…
夏風に揺れる風鈴は、まるで揺れる恋心みたいで、何処か刹那い…

7/11/2025, 2:57:33 PM

心だけ、逃避行
毎日繰り返す仕事と自宅の往復…残業とかはないけれど、終わらない作業の繰り返し…夏の陽射しや、この地方ではあり得ない冬の寒さ…
何もかもが嫌で、出来る事なら、何処か遠くへ…でも、現実には出来ない事なんて分かりきってるから…
せめて…こころだけでも…自由になりたい…

7/10/2025, 3:16:04 PM

冒険
子供の頃は、探検ごっこが好きで、毎日近所の山に行ったり、ちょっと遠出をしたりしていた…
家族で行く、日帰り旅行も、冒険みたいな感覚だった…毎日、刺激を求めていた…何でもワクワク楽しめた…
それが今は、自分の殻から抜け出せない…一歩進むことすら躊躇してしまう…心の中では、新しい世界へ進みたいのに…

7/9/2025, 2:57:38 PM

届いて…
ねぇ、お願い、神様、仏様、天使様、女神様…諸々の神々様、この想いが、届きますように…
あなたへの想いは、もう、隠せないし、誰にも負けない…
だから、この思い、絶対に届いて欲しい…他の誰かの想い何か届いてほしくない…
あなたには、私の想いだけ届け…

7/8/2025, 2:48:42 PM

あの日の景色
あの日…ギラギラした夏の陽射しと、咽るような草の匂い…たまに吹く風は、熱風そのままで…
道の先には、点々と続く逃げ水…暑くて思考迄何処か可笑しくなっている…何をどうしたいのか、とりとめないことばかりが、湧き出るのに
、纏まらないままに、ただ彷徨うばかりで…
あの、眩しい夏の陽射しと、草の茂り具合と、逃げ水…
あの日の景色は、特別では無いのに、妙に心に残っている…

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