降り止まない雨
暮れ方になり振り始めた雨が段々と勢いを増してきた…慌てて飛び込んだスーパーも、そろそろ居づらくなってきた…
でも、薄暗くなってきた外に出ても、家迄は大分ある…傘も売り切れて、もうこのまま濡れてしまうしかない…何時もなら、鞄の底に折り畳みが入っているはずなのに、一昨日使って仕舞忘れていた…
こんな時に、迎えを頼める相方が居てくれたら…チラリと浮かぶあのひとを想いながら、もう少し待つか、思い切って…そんな堂々巡りの思案に辟易し始める…
歌
子供の頃から歌が大好きで、アニメやアイドルの歌をよく口ずさんでいた…自分で言うのもなんだけど、音痴で音程なんて合わせられない…勿論、学校の合唱も、口パクか、小声で合わせていた…吃音のひとは歌が上手いと言われるけれど、決してそうでもない…
最近は、風呂場にスマホを持ち込み、昭和のアイドルの曲を歌い、一人悦に入っている…
そっと包み込んで
あなたの胸に、飛び込む事が出来るなら…優しく包んでもらいたい…あなたの優しい心に包まれたら、屹度幸せになれると思うから…
一人ぼっちの夜、見上げる空には、星たちが煌めいて、神々の恋物語があちこちで繰り広げられている…そんな恋物語に、あなたと加わる事が出来るなら…
もうこんなに、寂しい夜は送らなくてもいいのに…あなたに逢いたい…あなたの優しい胸に抱かれて、2人だけの恋物語を綴りたい…
昨日と違う私
鏡に映る自分の姿…ずっと毎日見ているけれど、一度も好きになれない…ナルシストとかでは無く、醜い自分が嫌になってしまう…
年々増える皺やシミ、白髪も増えて、年老いていくのが益々悲しい…
昨日と今日では違いなんてわからないけれど、明日になれば少し分かるかも知れない…
Sunrise
どんなに暗い夜が来ても、必ず夜は明ける…
そんな事は解っているつもりだけれど、この終わりの見えない日々の悩みに、どれ程心がズタズタになってしまったのか…聖人君子ではない私は、日常の些細な躓きでも、諦めが先走る…
でも、この道は、結局私自身が歩かない限り、どうにもならない…そのうち、新しい日の出が出てくることを願いつつ、半歩でも進むしかない…