届かない…
ねぇどうしてこんなに毎日、視線送るのに、あなたに届かないの…
何時も隣にいて、幼い頃からずっと一緒にいるのに、この気持ち伝わらない…幼馴染みから、もっと先に進みたいのに…
ねぇ、時折見せるあなたのあの仕草、胸がぎゅっとなるんだよ…もうこの想い、胸を壊してしまいそう…
でも、もしこの想いを告げて、幼馴染みですら居られなくなるのも怖いから…
伝えたいのに、伝えられない…この行き場のない想い…あなたに届けられたら…
木漏れ日
5月の並木道は、木もれ陽が眩しい…新芽はまだ小さくて葉っぱも薄いように透けて見える…
そしてその葉っぱの隙間から、春の陽射しが溢れてくる…風に揺れる度にキラキラと眩しい…
この萌黄色の隙間から溢れてくる陽射しが心地良い風に一番似合っていると想う…
ラブソング
きみが好きなんだよ
きみの横顔みるたびに
私の胸はドキドキし過ぎて
って何時もきみには届かない恋心を即興の歌にして心の中で歌ってみる…何時まで経っても進展しないのがもどかしい…けどちょっとの勇気が無くて、ずっと足踏みしている…
手紙を開くと
引き出しを久しぶりに開けてみた…高校迄使った学習机で、長い間そのままになっている…埃だらけで傷だらけの机だけど何故か捨てずにそのまま置いてある…
その机の二番目の引き出しには、古いプリントに紛れて変色した封筒があった…あの頃流行ったレターセットの可愛らしいイラスト付きの封筒は、見覚えのある癖字の手紙が便箋三枚収まっている…
何度も読み返して覚えている文言が蘇り、あの頃の想いが溢れて来る…もう一度逢いたい…
すれ違う瞳
気がつくと、きみの姿を探してしまう…同じ教室にいるのに、まだ一度も話したことも無いのに…何故かきみが気になる…それなのに、きみの瞳には届かないままで…
噛み合わない歯車みたいでもどかしいのに、きみには何も伝えられない…