そっと伝えたい
ずっと前に、巫山戯て、
5年後にお互いに恋人いなければ、付き合わない…
そう言ってきたね…
その時には、宜しく…
そう答えたけれど…
本当は、今すぐにって、云いたかったけれど…だってもう十年越しの片想い…何度も、この気持ち、伝えたくて…でも…
そして、あの日から、5年経って、久しぶりの再会…もう少しで、逢えると思うと、ドキドキが止まらない…
今度は、伝えたい…
5年前の約束、覚えてる…
未来の記憶
時折、経験したこともないのに、何となく、記憶の片鱗がある時がある…それは、初めて通る道だったり、初めて会う人だったり…突然、頭の中に、一瞬だけ横切って行く…
それは、過去の記憶の改竄かもしれないけれど、知らない時の向こう側で、体験した様な感じも否めない…極稀にしか感じない、この感覚…ひょっとして、未来からの、メッセージかも…
ココロ
あなたのココロに繋がりたい…子供の頃の、糸電話みたいに、あなたのココロに私のココロを直接届けられたら…
まるで、ストーカーみたいな自分が哀しい…何時も、あなたの影を、追いかけているだけで、声を掛ける勇気もなくて…
どんなに、ココロで想いを叫んでみても、あなたには届かない…だから、気が付いたら、あなたの姿を探している…
この、ココロの止まらない暴走を、早く落ち着かせたい…何か…あなたのココロに届ける術があるのなら…
星に願って
冬の夜空は、張り詰めて、星明かりも冷たい…綺羅びやか乍ら、何処かよそよそしくて、夏の、何となく優しい感じとは、大きく違う気がする…
木立の隙間から見上げる星明かりに、あの人の瞳が、重なるように見える…今は未だ、遠い存在だけれど、いつか…
君の背中
君の背中、何処からでも、見つけられるよ…優しそうな背中、一度でいいから、抱きしめてみたい…
ずっと、探していた気がする…君の背中を初めて見た時、何となく、懐かしいような…何時もの道で、たまたま見かけただけなのに…未だ、言葉も交わしていないけれど、君の背中が愛おしい…