多田野一人

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1/11/2025, 3:25:45 PM

あたたかいね
周りには、所々に残る雪と、茶色の景色と、肌を刺す北風…
そんな真冬の青空の下、2人並んだ公園のベンチ…頬を過ぎる風は冷たいけれどあなたの隣は、こんなにも、暖かくて…初めて迎える、あなたと過ごす冬…寒がりな私は、冬が苦手で、厭う季節だったけれど、あなたと迎えたこの寒い空間が、こんなに温かく、幸せだなんて…

1/10/2025, 2:41:25 PM

未来への鍵
未来…子供の頃、早く大人になって、カッコよくなって、結婚して、家族で仲良く楽しく、暮らしたい…そんな未来を、何となく想い描いていた…
テレビや本で垣間見る未来は、ずっと豊かで、快適な世界に思えた…
そんな素敵な未来が、成長するにつれ、少しづつ色褪せてきた…どうにもならない見えない壁や、自分自身への諦めや、ぶつけどころのない、怒りや哀しみ…
言い訳だけが膨らんで、同時に、萎む未来や夢…
そして、人生の折り返しを過ぎて、益々見えない自分の未来…
そして、学んだのは、与えられるのではなく、強い信念で拓いてゆくのが未来…残された時間、どんな未来を迎えるのだろう…

1/9/2025, 3:13:13 PM

星のかけら
南の島には、星の形の砂があるらしい…私の手には、届かないあの星の欠片が、足元にあるなんて…
もしも…その星の欠片に出逢えたら、私の願いが希うのだろうか…あの人の隣で、肩寄せ合い乍ら、満天の星空を見つめたり…同じベッドで、同じ時を過ごせるのだろうか…

1/8/2025, 2:37:43 PM

Ring Ring…
ベッドに寝転んで、スマートフォンをいじっている…メールや通知をチェックしたり、動画を見たり…
でも、本当は、あの人の声を聴きたい…何度も、通話しようと、番号を表示してみるけど、そこから、勇気が出ない…普段は、気兼ねなく話せるのに、ちょっと声を聞く事が出来ない…もう、かれこれ小一時間、何度も繰り返している…
何度目かの溜息を漏らした時、突然手元のスマートフォンから、呼び出し音が…

1/7/2025, 2:43:29 PM

追い風
もう少しだけ…頑張ってみれば…何とかなる…
何時も、そう自分に言い聞かせて、家を出る…
本当は、誰とも会わずに、引き籠っていたい…他人と向き合うのが、怖いし疲れる…他人に合わせる事しか出ないから、何時も断れないし、気を張る毎日…
過去の呪縛から、逃げられなくて、自己嫌悪しか出来なくて…
いつの日か…そんな自分から抜け出したい…背中を押してくれる風が欲しい…

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