冬休み
冬休み…懐かしい響き…年末年始の2週間位の休み…クリスマスとお正月の、大きなイベントが続いて…
そんな、華やいでいる筈なのに…クリスマスが嫌いな父だから、友達みたいに、飾りやちょっとした小洒落た食べ物もなく、お正月は、雑煮を食べて、歩いて10分程の祖父の家に行く位だった…冬休み明けの、友達の御土産話が羨ましいだけの、つまらない冬休み…
手ぶくろ
北風が吹き抜けるこの季節は、手ぶくろが欠かせない…指先がかじかんでいても、この手ぶくろがあれば、取敢えず大丈夫…
まるで、あの人の様に、私の手を護ってくれる…特別温かくなる訳では無いけれど、優しく包んでくれるだけで、いい…
変わらないものはない
今が、永遠に続いて欲しい…そう、希っているけれど…漸く、訪れたこの機会を、もっと前に進めたい…出来る事なら、あなたの一生のパートナーになりたい…
でも、其れが、最後迄約束される保障など無いこともわかっている…どんなに、乞い願っても、完全に変わらない事なんて無いから…それでも、あなたの傍らで、あなたを支えて生きたい…って希っている…
クリスマスの過ごし方
街は、クリスマス一色で、寒い夜が、華やいでいる…1人、そんな幸せそうな人々の横顔を、まるで他人事みたいに、傍観しているけれど…
本当は、誰かと、一緒に夜を過ごしたい…いちゃついたり、抱き合ったり、お喋りし乍ら、食事をしたい…綺羅びやかな、外の景色を1人ぼっちの部屋の窓から見ているのは、矢張り侘しい…
イブの夜
テレビから流れる、クリスマスソング…歌と、クリスマスのデコレーションで囲まれた部屋には、ケーキやチキン、飲み物が並んで…その部屋には、寄り添う恋人の笑顔が、画面でクローズアップされていく…
それを、何時もと変わらない、飾り気のない部屋で、ぼんやり画面を見つめている…一人ぼっちの、コンビニ弁当の食卓は、矢張り侘しい…
何処に…居るんだろう…私の、あの人…