変わらないものはない
今が、永遠に続いて欲しい…そう、希っているけれど…漸く、訪れたこの機会を、もっと前に進めたい…出来る事なら、あなたの一生のパートナーになりたい…
でも、其れが、最後迄約束される保障など無いこともわかっている…どんなに、乞い願っても、完全に変わらない事なんて無いから…それでも、あなたの傍らで、あなたを支えて生きたい…って希っている…
クリスマスの過ごし方
街は、クリスマス一色で、寒い夜が、華やいでいる…1人、そんな幸せそうな人々の横顔を、まるで他人事みたいに、傍観しているけれど…
本当は、誰かと、一緒に夜を過ごしたい…いちゃついたり、抱き合ったり、お喋りし乍ら、食事をしたい…綺羅びやかな、外の景色を1人ぼっちの部屋の窓から見ているのは、矢張り侘しい…
イブの夜
テレビから流れる、クリスマスソング…歌と、クリスマスのデコレーションで囲まれた部屋には、ケーキやチキン、飲み物が並んで…その部屋には、寄り添う恋人の笑顔が、画面でクローズアップされていく…
それを、何時もと変わらない、飾り気のない部屋で、ぼんやり画面を見つめている…一人ぼっちの、コンビニ弁当の食卓は、矢張り侘しい…
何処に…居るんだろう…私の、あの人…
プレゼント
もうすぐ、クリスマス…街は、イルミネーションとクリスマスツリーで、夏の夜より綺羅びやかで…
そして、溢れる人の群れ…恋人達と覚しき二人連れが何処其処で立ち止まり乍ら、写真を撮ったり、肩を寄せ合いながら、微笑みあったり…
そんな幸せが溢れる、白い息が流れる寒い夜に、プレゼントを届けてくれる、サンタクロースに、叶わないお願いを、毎年している…素敵なパートナーを届けて下さい…
ゆずの香り
スーパーの青果コーナーで、ゆずを見かけた…それを見て、急に鍋を食べたくなった…鍋も、久しく食べていないし…
買い物をして、帰宅して、暫く休んで、台所に立って適当に野菜だの竹輪だの肉だのを、切って、鍋に投げ込んで、鍋のスープとグラグラ煮て…
テーブルに、カセットコンロを出して、1人鍋…取り皿に、ゆずを絞って、モクモク食べながら、少しだけ、鍋は、お喋りし乍ら、食べたいと思った…