愛を注いで
きみに…少しお願い事があるんだけれど…言葉にするのが、ちょっと恥ずかしくて、言いにくい…
その…なんて言うのか、ほら、よく、恋愛漫画とかで言っている…あの、口に出来るって、見ていて、こっちが恥ずかしいみたいな…あと、メイド喫茶で、お姉さんが、やってるおまじない的な…
そんな、アレを、私だけにして欲しい…んだけれど…
心と心
あなたと繋がってたい…あなたと過ごす時間は、増えたけれど、そう、何か足りないと思う…
腕を組んだり、キスしたり、スキンシップは増えたけれど、時々見えない、あなたの心…信じていないわけではないけれど、そんな時には、不安で一杯になってしまう…
せめて、一緒にいる時だけでも、あなたの心に繋がっていたい…
何でもないフリ
本当は…胸の中は、ざわざわして、目の前の景色は、色褪せる程なんだ…
あなたが、他の誰かと、親しげに歩く姿が、信じられない…あなたにとって、私は、ただの知り合いだって知ってはいるけれど…
でも、私は、あなたが大好きで…だから、あなたが、誰かと一緒にいるのが、堪らなく辛くて…
でも、あなたには、知られたくない、私だけの秘密だから…
だから、あなたの前では、何でもないフリで居るんです…
仲間
元々人見知りの激しい私は友達も少なく、クラスでも浮いた存在で…人の顔も名前も覚えられないし、名前と顔が一致するまで、時間もかかる…
それでも、数人だけの仲間がいる…ちょっとした趣味の集まりだけど、素の自分でいられるのが、嬉しい…余計な気遣いも要らなくてこの仲間なら、ずっと一緒にいたいと思える…
手を繋いで
やっとの思いで、あなたと、付き合い始めて、暫く経つのに…
まだ、手も繋げない…本当は、他の恋人達みたいに、腕を組んだり、戯れあったり、もう少しその先にも…心の中では、あなたと触れ合っていたい…って求めているのに…いざとなると、恥ずかしいのと、勇気が出せなくて…
ねぇ…早く、手を繋いで…