行かないで
ねぇ…嘘だよね…一人にしないで…
嫌だよ…会えなくなるなんて…
ずっと一緒だって、約束したのに…
あなたが居ないなんて、今の私には、耐えられそうに無いから…
お願い…何処にも行かないで、私の隣から、離れないで…
どこまでも続く青い空
遠く、高く、永遠に続く秋の青空…所々浮かぶ千切れ雲が、白く輝いている…
そして、その空を見上げる私の隣には、あなたが居て優しく微笑んでいる…
午後のやわらかな陽射しが二人の影法師を、重ねているね…言葉は無くても、ただあなたの温もりだけがあれば、それでいい…
ずっと夢見ていた、この一時の幸せが、この青空の様に、何処迄も続いて欲しいって、神様に、そっとお願いしているよ…
衣替え
最近は、季節の変わり目が曖昧だけれど…そのうち、秋が来て、冬になる…
朝夕も、何気に寒があったり、街路樹も、色付き初めて、暖かい飲み物も恋しい季節になった…
取敢えず、上着を引っ張り出してみようと、衣装ケースを押入れから出して、何枚か取り上げた…すると、紙切れが1枚ポロリと落ちた…
声が枯れるまで
あなたに振り向いて欲しいから…何時も、あなたの名前、呼んでいるよ…心の中でだけ…
本当は、知り合いとか、友達とか、サークルメンバーとかじゃ無くて、異性の二人の関係になりたい…
だから、苗字じゃ無くて、名前で呼びたい…そして、あなたの隣で、一緒に歩きたい…
勇気を出して、あなたの名前、ずっと呼んでいたい…
始まりはいつも
恋の始まりは、いつも突然だと…初恋は、何時も一緒にいたあの人…ただの友達だったのに、気が付くと、恋、していた…気の合う普通の友達が、いつの間にか、異性に変わっていた…其れまで、手を繋いだり、肩を組んだりしていたのに、少しづつ、意識し始めていた…
あの人の、何気ない仕草に、ドキドキして、胸が苦しくなって…
何か判らないけれど、恋は突然やって来る…