多田野一人

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9/14/2024, 3:23:38 PM

命が燃え尽きるまで
生まれて、初めて、この人なら…と想えたあなた…
知り合ったのは、一通の手紙…ペンフレンドを募集した私に、一通だけ届いたあなたからの封筒…
何度かやり取りしてお互いに顔を合わせたのは、10月の雨の夜…
其れから2年位お付き合いして、お互いの気持ちを確かめ合って、一生を共にし合おうと決めた…
この命が果てるその日迄…

9/13/2024, 3:03:26 PM

夜明け前
藤村の詩集だったか…
そんなことを思い乍ら、カーテンの隙間から、外を覗いてみた…薄っすらと、白み始めた、空が見えた…
最近、この時間になると、目が覚める…起床には、まだ早く、二度寝してしまうけれど…
しかも、決まって、あの人の夢を見て、目が覚める…もう、同仕様も無いあの人なのに…手の届かないあの人なのに…

9/12/2024, 1:54:05 PM

本気の恋
新しい恋する度に、今度こそ、本気だから…そう思ってきたけれど…
でも、初恋から全て、その都度、本物で本気だった…誰にも負けない位、本気で愛したし、愛おしい気持ちで、溢れていた…それなのに…

9/11/2024, 2:53:16 PM

カレンダー
もう9月…まだまだ暑い日々だけれど、いつの間にか、蝉の声から、コオロギヘ変わってきている…そして、夕暮れも、心做しか、早くなっているような気がする…
学校に通う頃は、一日が長く、うんざりしていたのに、年々時間が短くなっているような気がしている…
後、四半期のカレンダー、そろそろ…

9/10/2024, 2:34:30 PM

喪失感
何かが、足りない…
目の前には、柔らかく微笑むあなたがいて、優しい時間が流れている…お気に入りの食卓も、香る珈琲も、いつも通りの朝なのに…
あなたと同じ時間を歩きたいって、希って、やっと叶って、こうして、あなたと同じ朝を…
なのに、凄く幸せだって…そう感じているのに…何処か、何かが欠けたような…これ以上の幸せなんて、贅沢だって判ってる…けど…何か、何かが…

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